恒例の受章がやってきました
年号が変わっての初めての秋の受章です。
もちろん、今回も紅綬褒章をしっかり紹介していきたいと思います。
紅綬褒章って何?他の褒章と何が違うの?何で紅綬褒章だけを取り上げるの?という疑問にはこちらで答えておりますので、ご参考ください。

6名の詳細を紹介
今回の紅綬褒章の受章者は6名でした。
神奈川県 吉川大地さん
奈良県 小林隆志さん
ただ、今回も悲しいことにこちらのお二方の記事はネットでは見つけることができませんでした。これだけ日々溢れるほどの情報がインターネットでは行き交ってるというのに、命がけで赤の他人の命を助けるという勇敢な行動についての情報がストックされていかないのでしょうか。
どう考えてもおかしいでしょ?世のマスコミの人たちは情報の価値、残すべき情報とは何か?ということをよく考えてほしいと思います。
奈良県 淵脇次男さん

淵脇さん夫妻が家の中でくつろいでいると、外から女性の叫び声が聞こえた。
「子供が溺れています!」
2人は外に飛び出すと、家のすぐ近くにある広陵町の柏手池で男児が溺れていた。岸から約2メートルの水中で、上半身をドタバタさせてもがいている。
次男さんはすぐさま池を囲う柵(約1メートル)を乗り越え、濁った水中に飛び込んだ。次男さんは身長163センチ、飛び込んだところの深さは約2メートル。
足もつかない中、男児まで泳いで近づいた。男児はすでに池の中に頭まで沈んでいる。抱きかかえて、必死の思いで岸に戻った。
2メートルの深さの池、めっちゃ怖いですよ。そこが見えない中を泳いで行く、すごく長く感じたでしょうね。
次男さんは「本格的に泳いだのは若いとき以来。自分がどうやって池の中に飛び込んだかはよく覚えていません。冷静に考えていたらできなかったんじゃないかな」と振り返った。
紅綬褒章をもらう人のほとんどは、その時の事を覚えていないけど無意識に飛び込んだと言います。でも、普通はできないと思う。これができちゃう人ってやっぱりすごいし、絶対に後世に残していかない情報だと思う。これは紅綬褒章の詳細が僕がこうしてまとめていかなくても、マスコミや政府からきちんと紹介されるようになるまで繰り返し言っていきたい。
福岡県 出口絢太さん 福岡県 松本隼弥さん 福岡県 吉元陸人さん

出口さんたち3人はかつて同じ中学校に通っていた友人同士。高校3年になったばかりの昨年4月4日午後1時半ごろ、他の友人も加えて上毛町の山国川沿いの公園で花見をしていた時だった。
「車が川に落ちている」。同じように花見をしていた主婦たちが大声を上げた。
なかなか今までにはないパターンです。溺れている人を助けるのは紅綬褒章でも一番ポピュラーなシーンですが、車ごと人が落ちているのは初めてかもしれません。
出口さんたちが土手まで走って川を見ると、屋根の部分がわずかに見える軽乗用車と、そばにうつぶせに浮いている女性を見つけた。「体が勝手に動いた」出口さんは、友人と水深2~4メートルの川にすぐさま飛び込み、女性を岸まで引き上げた。
女性は意識がなかったため、女性の背中をたたくなどして水を吐かせた。「看護師はいませんか」。大声で叫ぶと、ちょうど准看護師の資格を持つ主婦がおり、心臓マッサージをしてくれたという。
高校生なのに、周りに救助を求めるなんてとてつもなく冷静。情熱を持った行動力と冷静な判断力、素晴らしい。
女性の引き上げを手伝った吉元さんは、主婦たちの「もう一人いる」との声に、すぐに川に飛び込んだ。水深約2メートルまで潜り、川岸から約15メートルの付近で沈んでいる男性を発見。友人と一緒に男性を岸まで上げた。
救助の際の消防士の働きぶりに感銘を受けた吉元さんは「将来、多くの人を助ける消防士を目指している」と話している。
いや、もうテストなしで消防士の試験は合格で良いと思うんですけど。紅綬褒章もらっている人ほど消防士向いてる人いないでしょ。
これまでの紅綬褒章の受章者が気になる方はこちらから。

最後に
今回のまとめは、このブログで紅綬褒章の記事をまとめていることに感銘を受けてくださった方が、情報を問合せフォームから送ってくださいました。この場を借りてお礼を言いたいと思います、ありがとうございます。
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