お待ちかねのファームウエア
富士フイルムのカメラは発売された後も、定期的にファームウエアをバージョンアップしてくれます。買った後も、どんどん機能や性能が上がってくるのです。
新しい機種で実現されたことが反映されたりするので、最新機種だけでなく、既存のお客さんにも優しいんです。そして、今回も愛用のX-T20にファームウェアアップデートが発表になったので、まとめておきたいと思います。
アップデート内容一覧
1. 動く被写体へのAFの追従性UP
画像認識アルゴリズムの改善により、従来に比べ、被写体へのオートフォーカスでの追従性が向上。被写体の動く速度が今までの2倍、サイズが今までの1/2までしっかりと捕捉。
これはとても楽しみですね、AFが弱いと言われる富士フイルムですけど、AFの性能がどんどん上がっていくんで撮影に集中できるようになっていくのがうれしい所です。
2. タッチパネル操作性の向上
「FUJIFILM X-E3」に搭載されている以下の機能を、追加で使用できるように。
(1)撮影モード時の拡大表示中に、フリック操作によるAFエリア位置の移動
(2)再生モード時のピンチイン/ピンチアウト操作による、再生コマの表示数の変更。(1コマ⇔9コマ⇔100コマ)
(3)9コマ、100コマ再生時に、タッチ、ドラッグ操作によるコマ選択とダブルタップによる1コマ再生への遷移
(4)Qメニュー内のタッチパネル操作
(5)キーボードのタッチ入力
いつも使うときには、タッチパネルはオフにしてるんですけど、これだけ機能が増えるんだったら、一度試してみようかな。
3. RAW現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」に対応
パソコンとデジタルカメラをUSBケーブルで接続することで、デジタルカメラに搭載している画像処理エンジン「X Processor Pro」を使用したRAW現像が可能になります。現像設定の素早いプレビューや、バッチ処理による高速RAW現像ができます。
富士フイルムユーザにとって、最高の画質を表現するRAW現像ソフトはカメラ内現像と言っても過言じゃないわけですから、それがパソコンから操れてバッチ処理ができるってのは最高です。
4. フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZに対応
新「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」に対応し、以下の機能を使うことができます。
(1)MFリングをズームリングとして使用できる。
(2)インターバル撮影時のズーム位置が保持されます。
(3)再生モード時にレンズが沈動せず、次回撮影時のインターバルが短縮できます。
X-A5の発表と同時に発表されたXC15-45mmに対応ですね。これは富士フイルムでは初めての電子ズーム付きレンズなので、使い勝手が楽しみです。
5. フラッシュの無線コントローラー制御に対応
他社製スタジオフラッシュの無線コントローラー制御に対応します。当社カメラシステムに対応した他社製スタジオフラッシュでハイスピードシンクロや、TTL撮影がご利用いただけます。
先日の雪の日の撮影で、フラッシュを使う事を覚えたので、ちょっと気になりますね。離れた位置から逆光的に光らせたらどうなるんだろうとか、いろいろできちゃいますね。
6. RGBヒストグラム表示、ライブビューハイライト警告表示機能追加
撮影時にヒストグラムを割り当てたファンクションボタンを押すと、RGBヒストグラムとライブビューハイライト警告表示(高輝度部分が点滅)になります。
ハイライト警告、ついに来ましたね。X-E3では実現されてたんで、これは来るかと思ってました。ありがたいありがたい。
7. 撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定
撮影モード時に表示されるGUIアイコンや情報表示をLCD、電子ビューファインダーそれぞれで拡大表示できます。拡大表示時に撮影モード画面内に表示する情報をカスタム設定することができます。
僕は目が良いのですが、そうでない方にはこれは良いのかな?
これでまた一段とX-T20が使いやすくなるのかと思うと楽しみで仕方ないです。
公開の時期
2018年4月上旬公開の予定です。楽しみに待ちましょう!
⇒ 公開されました!
X-H1、X-T2もバージョンアップの話が出てます、こちらも要チェック!
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