清澄白河と言えばカフェの街らしいです
初めて来ました、清澄白河。
清澄白河と言えばおしゃれカフェがたくさんあって、おしゃれな人たちがそこでおしゃれな時間を過ごしてるという話。
せっかくなんで、おしゃれなカフェでおしゃれな写真を撮りたいもんです。
さっそくクロスバイクでふらふらと、内装もメニューも気になるカフェに行ってみる。
店の外に行列ができてる・・・。違う違う、それは違う。カフェってそういう事じゃない。鼻息荒く「何としても今日はカフェに行くんだ!並ぶぞ!!」って気合い入れるもんじゃない。
ふらっと寄ってふらっと入って、窓の外を眺めて街の雰囲気を感じながら、甘いデザートとともにのんびり過ごす。この肩の力が抜けた感じがオシャレという物なのではないでしょうか。
窓の外に並んでるお客さんがいたら、プレッシャーで全然楽しめないし余裕がない。
他の気になる店にも何軒か行ってみたけど、全部並んでる。何か気分が時間が経ったコーヒーみたいに冷めてきた。
コーヒーを飲むのに長い列に並んで時間を費やすなんてオシャレでも何でもないので、そういうのはやめてスパッとあきらめる。
結局一番オシャレな時間が流れているのは清澄庭園
せっかくなんで、もう一つの清澄白河のお楽しみ、清澄庭園を散歩。
この日は天気も良くて、空が青くて暖かくて、でも人はまばらで遠くで鳴いてる鳥の声だけが聞こえる静かな場所。
ヨーロッパから来たであろう若い女性がこの近くに住んでるであろう年配のご婦人二人と何気ない世間話。立ち聞きしてしまったけれど、多分、今日逢ったのが初めてって感じで、「どこから来たの、学生さん?」「日本語の勉強に来ました」みたいな話。
たまたま居合わせた人たちが少しずつお互い知りあっていく、そんな優しい時間の流れ方。
庭園の中から空を見上げると、視界を遮る建物がないから空が広くて気分が良い。
ベンチに腰かけて、池に浮かんだカモの群れを眺めていて、ふと気づく。僕がカフェに求めているおしゃれな時間の流れ方って今この瞬間だってことに。
清澄白河に、おしゃれなカフェはありました。それはこの静かに時間が流れる清澄庭園です。今度は近くのパン屋さんで美味しいパンでも買って、並ばないで済むコーヒーでも買って、ここでのんびりくつろぎながら美味しくいただくってのをやりたいなって思います。
ここでの撮影に使ったカメラはX-T20。僕の相棒です。
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