おしゃれなカフェでの失敗しない撮影のコツを教えちゃいます

撮影テクニック
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オシャレカフェできれいに撮りたい!

お店のレイアウトからチェック!

実は、お店選びで撮れる写真の出来栄えの6割くらいは決まってしまいます。それは、おしゃれな内装、料理、食器などの小道具があるという意味もありますが、写真は被写体だけが良ければいいという物ではなく、他にも気をつけないといけないことがあります。

写真の質を決める要素は、光です。これに気が付いてる人はあんまりいないと思います。大きな窓があって、太陽の光が差し込む場所にテーブルがあるか。そして、それは直接的に差し込むのではなく、やわらかく回り込むように入ってくれているか。

もし、窓がなくて室内の照明だけのお店だったとすると、暗いのでISO感度を上げないといけなくなります。そうするとどうしてもノイズが多くなってしまいます。それから、室内照明は色がついていることが多く、ホワイトバランスを合わせて撮りたい小物の色を自然に表現するのが難しくなりがちです。

逆に、太陽の日差しが直接的に入っていると、例えばケーキを撮ろうとした時に、光が当たっている部分と影になっている部分に明暗差が付きすぎて、白く飛んでしまったり黒くつぶれたりします。何とか頑張って設定を変えて、白とびはしなかったとしても、明暗差がついてしまっていると、優しい雰囲気ではなくパキッとした硬い雰囲気になります。

カフェじゃないけと、下の画のような感じという事で伝わりますでしょうか。カフェで撮る画としては違うのかなと。

そういうレイアウトのお店の場合、例えばオープンテラスタイプで、でもどうしてもここのスイーツは紹介したい!って時のテクニックとして、わざと曇り空の日に行くっていうのが効果的です。雲のおかげで光がふわっと当たります。

ここまでチェックすることが大事です。できれば下見をする、飛び込みで入るのであれば、その光の条件を満たす席があるかどうかを外から軽く見てチェックする。これが大事です。メニューだけをチェックしてると失敗します。逆にここまでチェックできた地点でもう大体上手く撮れます。

ここまではスマホでも有効なことなので、カメラが趣味な人だけに限った話じゃありません。

今回は、CP+の帰りに撮影欲があふれて、当日に「カフェに行こう!」と思い立ちましたが、スマホでWEBを見て内装をしっかりとチェックして店を決めました。

というわけで、撮影にピッタリの場所として選んだのは、横浜のMARK IS みなとみらいにある、「カフェ コクテル堂 みなとみらい店」。

カフェ コクテル堂 横浜みなとみらい店 | コクテール堂

座る席の場所も重要

次に大事なのが、その光の入り込む席に座れるかどうかです。席が空いてるかをチェックしてから入りましょう。今回は、特に席のお願いをしなくても、ベストポジションに通してもらえました、ラッキー!

見事に条件を満たしてます、ベストなシチュエーション。

どこまで近寄れるかが超重要

さて、お店のレイアウトと座る場所で撮れる写真の6割は決まると書きましたが、残り4割は何なのか。

それを知るためには、とりあえず撮ってみましょう。

今回使っているのは、XF18-55mm。


はい、こんな感じ。

何かこう、間が抜けてますね。それは、文字通りなんですけど写真の中に余計な空間があるからです。

こうすると、余計な空間が無くなっておしゃれな感じです。

でも、今使っているレンズでは、こうは撮れません。その理由は、ここまで近づいちゃうと、ピントが合わなくてボケボケの写真になってしまうからです。では、どうすればいいのか。手段は2つです。

    1. 近づいてもピントが合うレンズを買う
    2. クローズアップレンズを着ける

近づいてもピントが合うレンズを買う

近づいてもピントが合うレンズがあれば、上のような写真が撮れます。じゃあ、近づいてもピントが合うレンズかどうかってどうやったらわかるんでしょう?
1つは、メーカーのサイトを見てみる事です。例えば、富士フイルムのサイトであれば、18-55mmの場合、下の主な仕様の所に、撮影距離範囲がマクロの場合は30cm~と書かれています。

フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS | Lenses | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
富士フイルム Xシリーズ「フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」の公式製品ページです。

これが、近づいて撮れることが売りの15-45mmのレンズだと、撮影距離範囲 広角:13cm~と書かれています。半分よりも近い距離まで近づけるので、良い画が撮れそうです。

フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ | Lenses | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
富士フイルム Xシリーズ「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OS P」公式製品ページ

13cmって言われてもよく分からない!っていう場合は、実際にカメラ屋さんに行って試してみるのが一番だと思います。

クローズアップレンズを着ける

クローズアップレンズという、レンズの前に着ける事で近い距離で撮ることができる良い物があります。実は、上で載せた写真は、18-55mmのレンズにクローズアップレンズを着けて撮影したものです。

クローズアップレンズの事は、こちらの記事にも書いているので、ご覧下さい。

クローズアップレンズ、良い買い物した!
小物撮りに最高、クローズアップレンズ CP+のアウトレットで何か面白そうだったので買ってみたクローズアップレンズ。 まさか、こんなに役に立つものだとは思わなかったので、ぜひ皆さんにも知ってもらいたいと思いました。 スイーツを撮ってみる CP...

小さくて軽いんで、持ち運びに便利だし、これはホントにお勧めです。

あとは、おしゃれな色合いになるように、ホワイトバランスを微調整して、フィルムシミュレーションを選べば、大丈夫なはず。あえて暗めに撮ってみたりして、ベストな一枚を探してみてください。

マナーは守って電子シャッターで

さて、もう1つ、写真の質とは関係ないんですが、撮影についての大事なポイント。ここはカフェです。くつろいでいらっしゃるお客様もいますので、余計な音を立てないようにします。撮影のたびにカシャッ、カシャッという音が鳴らないように、シャッターの設定は電子シャッターにしておきましょう。そして、シャッター音をオフに設定、これで撮影しても全く音が鳴らなくなります。

心がきれいじゃないと、良い写真は撮れませんからね。

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