いい被写体の予感
密蔵院で安行桜を満喫してきた後にもう一つ。
咲き誇る桜の余韻に浸りながらサイクリングを楽しんでいると、参道の奥に門が見えた。直感でわかる、これはいい被写体が待っていると。
自転車を降りて参道を進んでいくと、やっぱりいい雰囲気。ここはクラシックネガに固定して撮っていこうと決めた。
境内の中を散歩。梅も安行桜も咲いていたんだけど、それはもう今年は十分満喫したのでここではパスして渋い椿に焦点を当てる。
奥に入ると竹林。ここはフイルムシミュレーションをクラシックネガにした上で、さらに明瞭度をプラスに振ってコントラストをかなり強めた設定で撮影。かなり硬い印象で渋い。
X100Vで撮りたかった絵が一つ叶った
境内に戻ってきたら、猫が一匹のんびりと。
撮りたい。逃げられないように少しづつ間を詰めていく。後ろを取られても、全然怖がるそぶりもない。おかげで良いのが撮れた。
せっかくだから前に回ってみる。前からのぞき込んでも警戒心のかけらもないどころか、こちらを見るわけでもなく堂々と寝てる。何とかわいいのか。そして、木目と猫は何と相性がいいのか。
今までのカメラだと近づくと焦点が合わなくてこういう時にがっかりしてたんだけど、今の僕の手の中には近づいてもしっかりとピントが合うX100Vがある。これは運命なのだ、初めてX100Vを持ち出した日に猫が堂々と寝ている。思い切って近づいて最高の一枚を撮るんだ。
やった、撮れた。X100Vを手に入れた目的の一つとして、こういう猫のくつろぐ姿をアップで撮りたかった。初日に叶ってしまった。最高のポートレート。
愛らしい、X100Vもこの猫もこの瞬間もすべてが最高に愛らしい。この寺を見た時に感じた直感を信じて寄り道して良かった。この子が待っててくれたんだ。
偶然立ち寄ったこのお寺について
家に帰ってから調べてみたんですが、このお寺は興禅院という名前で秋には紅葉がとても美しくおすすめのスポットらしいです。秋になったらもう一度訪れて今度は猫と紅葉とX100Vで戯れたいなと思います。
使っているカメラは富士フイルムのX100V。
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