三毳山でスイセンに逢えた
春になって、眼にいろんな花が飛び込んでくるようになりました。
春の花とイメージすると、やっぱり梅や桜が出てきますけど、川沿いなんかにひっそりと咲く水仙が好きなんです。チャンスを狙ってたんですが、なかなか出会えてなかったんですが、栃木県の佐野市にある三毳山で出会う事ができました。ちなみに、三毳山は「みかも山」と読みます、超難読。
三毳山には家族でのイチゴ狩りのついでに去年も行っていたんですけど、スイセンが咲いているなんて気づかなかったですね。カメラを持っていなかった時は色々な物を見過ごしてきたんだと思うと、もったいないという気持ちと、これからは季節の移り変わりに敏感になれる粋な男になれた幸せな気持ちとの両方を噛みしめてます。
春なのに雪のような
白い花は撮るのが難しいですね。ついつい白く飛ばしてしまって花弁の立体感、質感が失われてしまったり、逆にそれを恐れて暗くしすぎて、白い花の持つ清らかさ、透明感が表現できなかったり、気をつけないといけないことが多い。
こうやってまじまじとスイセンの花を観てみると、まるで雪で出来ているような質感ですね。踏み固められていない新雪、パウダースノーが光を浴びると決勝がキラキラ光るじゃないですか、あんな感じに見えるんですよね。春の訪れなのに、雪を思わせる。面白い花です。
スイセンの好きな所は、花同士がぎゅっと集まってくれるところ。一枚に収めた時に結婚式のブーケのような高潔な雰囲気になるのが良いなぁって。
ソフトフォーカスっぽく
花をこんな風に撮ったのは生まれて初めてかもしれません。やわらかい印象で、優しくていいなぁ。いつも攻撃的というか挑発的というか、そんな感じでしか花を撮れなくて、硬くする方向にしかイメージできなかったのに、ふわっとした表現もできるようになったぞ。
また一つ、表現の幅が広がったことに満足。スイセンの美しさにも大満足。スイセンを写真に収められたことにも、大満足。
ここで使っているのは、X-T20とXC50-230mm。
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