交換式レンズの仕組み その1 マウントって何?

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マウントとは何か

ミラーレスカメラを手に入れる醍醐味と言えば、レンズが交換できることと言っても過言ではないと思います。でも、この交換式レンズの仕組みがよくわからなくてカメラを買うのをためらっていたり、カメラを買ったはいいもののどのレンズが自分にとって合っているのかわからないので結局カメラを買った時に付いてきたキットレンズだけを使い続けているという方も多いかと思います。

という事で、交換式レンズの仕組みを理解することで、レンズ交換の面白さ、レンズの選び方などを少しでも感じてもらえればと思い、まとめてみることにしました。

では、まず第一回目は、「マウント」です。

マウントはカメラとレンズをつなぐ部分のこと

交換式レンズは名前の通り、カメラに付けるレンズを交換することができます、撮りたい被写体に応じてレンズを選ぶのが醍醐味。そこで、よく聞く言葉がマウント、ではこのマウントとは何か?スマホでは出てこない言葉なので、ここでハードルが上がってしまいます。

マウントというのはレンズとカメラを繋げる部分の名前です。では、こんな地味な部分の名前に注目するのか。そこが交換式レンズの複雑な所でもあります。
それはカメラメーカーによってマウント部分の形状は違っていて、ニコンのレンズをソニーのカメラに着けたりという事はできません。さらに、キヤノンやソニー、ニコンなどほとんどのカメラメーカーは、一つのメーカーの中に複数の種類のマウントを持っている場合もあって、同じメーカーのカメラとレンズでも着けられなかったりして複雑です。だから、カメラの話の中で、このレンズは何のマウントだというのが必ずセットで出てくるわけです。

マウントが違うと何が違うのか

ではマウントが違うとは、何が違うのか?という事を説明します。
まずは繋ぐ部分の仕組みが違います。これによって違う瓶のふたがはまらないのと同じで、違うマウントのレンズははまらなくなっています。さらに、メーカーによって締めると外すが逆回転だったりします。

また、マウント部分の直径も違います。これはイメージセンサのサイズが大きいと大きくなります。メーカーによって複数のマウントのレンズを持っているのはこれが理由の一つです。

さらに、形状だけじゃなくてマウント面とイメージセンサの距離というのもマウントごとに決まっていて、フランジバックという名前が付いてます。レンズはイメージセンサとの距離に合わせてきれいに写るように設計されているので、この距離は守らないと撮影できません。ちなみに、一眼レフの時にはマウント面とイメージセンサ(フイルム)の間にミラーが入っていたのでフランジバックが長くそれによってカメラが大きくなっていましたがミラーレスになってフランジバックが一気に縮まってカメラが小型化しました。

レンズを買う時の注意

大事なことは、絶対にマウントを間違わないという事です。自分の持っているカメラのマウント名をちゃんと調べてから買う、これが大事。

特に、TAMRONやSIGMAなど、複数のカメラのマウントに対応したレンズをラインナップしているレンズメーカーのレンズを買う時は注意が必要です。同じ商品名で対応するマウントが違う商品があったりしますからね。
例えば、こっちがキヤノンのマウント用。


全く同じで、こっちがニコン用。

ちなみに、一般的にたくさん広まっているマウントであればそれだけ売れる可能性が高くなるのでレンズメーカーは優先的に商品化します。シェアの低いカメラにレンズメーカーがなかなか対応してくれないのはそれが理由です。で、レンズメーカーが対応すると魅力的なレンズがラインナップされてよりカメラが売れるという素晴らしい循環になります。
逆にシェアの低いメーカーだったり、歴史の浅いマウントだったりするとレンズのラインナップが少なくて選択肢が少なく困ったりします。

という事で、簡単にマウントとは何か?をまとめてみました。次はマウント変換アダプタについて書きたいと思います。

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