交換式レンズの仕組み その2 マウント変換アダプタ

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マウント変換アダプタとは?

前回、レンズのマウントとは何かについて説明しました。

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レンズメーカーが対応すると魅力的なレンズがラインナップされてよりカメラが売れるという素晴らしい循環になります。
逆にシェアの低いメーカーだったり、歴史の浅いマウントだったりするとレンズのラインナップが少なくて選択肢が少なく困ったりします。

さて、じゃあ、レンズのラインナップが乏しいマウントのカメラは交換レンズの楽しみが半減するじゃないかという話になりますが、そこで出てくるのが「マウント変換アダプタ」です。

マウント変換アダプタとは、違うマウントのレンズとカメラを繋ぐための部品で、カメラとレンズの間に挟んで使います。これで違うマウントのレンズでも使えてしまうという魔法のようなアイテムです。

僕も持って使っています。

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マウント変換アダプタは魔法のアイテム?

マウント変換アダプタは何をしているのかを説明したいと思います。

先に結論から言うと、高いマウント変換アダプタは2つの仕事、安いマウント変換アダプタは1つの仕事をしています。

両方のマウント変換アダプタがやっている一番基本的な仕事、それは筒です。しっかりと筒の仕事をやり遂げる。筒の役目は大きく3つです。

  1. 距離を稼ぐ
  2. 光を遮る
  3. まっすぐガタつかず繋ぐ

距離を稼ぐ

これはフランジバックに合うように距離を稼ぐという事です。フランジバックとはマウント面とイメージセンサの距離でマウントごとに細かく設定されています。マウントが違うとフランジバックが違うので、これを調整するのがマウント変換アダプタの役割の一つです。使いたいレンズのフランジバックが50mmだったとして、カメラのマウントのフランジバックが20mmだとすると、レンズを30mm遠ざけてあげないとフォーカスが合わなくなります。なので、変換アダプタが30mmとなるわけです。

つまり、変換アダプタは「レンズのフランジバック-カメラのフランジバック」となり、変換アダプタもカメラとレンズの組み合わせによって寸法が異なるので、組み合わせごとに別製品という事になります。なので、購入するときには細心の注意を払ってください。

また、「レンズのフランジバック-カメラのフランジバック」がマイナスになってしまう組み合わせは物理的に変換アダプタでは対応しようがないです。魔法のアイテムではないという事です。カメラのフランジバックが短いほど、マイナスになる可能性は低くなるわけですから、フランジバックが短いカメラは有利だといううことになります。

光を遮る

レンズとイメージセンサの間に挟むので、ここから光が入ってきたら終わりです。正しく撮影できなくなります。なので、レンズ側とカメラ側と両方のマウントにしっかりと噛み合って遮光する構造になっています。そして、変に光が反射しないようによく見ると中が黒く塗られています。

まっすぐガタつかず繋ぐ

レンズとカメラがまっすぐではなく斜めに傾くと、片ボケと言って画面の中心はピントが合ってはっきりと映っているのに、画像の端がボケてしまうことになります。元々、レンズは多少は画像の端になるほどぼけてくる傾向はあるんですが、片ボケが発生するとそれよりもずっとボケた状態になります。自分が持っているレンズの作例に対して自分の撮った画像が大きくぼけていると感じたら変換アダプタのガタツキで片ボケが発生しているのかもしれません。

と、ここまでが、高い変換アダプタと安い変換アダプタの両方が担う役割、次に高いマウント変換アダプタだけができる仕事を説明します。

マウント変換アダプタのもう一つの仕事は通訳

そもそも何でレンズをカメラで操作できるのか?について、考えてみましょう。カメラでフォーカスを合わせたり、絞りを変えるように操作すると、レンズはその通り動きます。これは、カメラが指示をレンズに送っているからです。

ここでカメラとレンズは言葉を話せるわけじゃないですから電気信号でやり取りしてるわけなんですけど、この信号の仕組みがメーカーによって異なるんですよね。ソニーはソニーの、キヤノンはキヤノンの信号のルールがあってそれに基づいてやり取りしています。なので、ソニーのレンズはキヤノンのカメラの信号の意味は分からないですし、逆もそうです。でも、これではレンズがフォーカスを合わせたり絞りを変えたりと動いてくれないので困るわけです。

そこで、マウント変換アダプタが信号の通訳をやってくれています、カメラのソニー語をキヤノン語に変換してレンズに送るという事をやってくれます。

マウント変換アダプタの選び方

まず、筒として適切なもの、つまり自分の使いたいカメラとレンズのマウントにあったものを選ぶという事です。

次に、レンズをカメラの操作で動かしたい(動かさないといけない)か、レンズに付いたリングなどでマニュアル操作で対応できるかで、通訳の仕事付きにするかを選びます。

レンズに付いたリングなどで操作するという事であれば、通訳機能なしのアダプタで十分です。通訳機能があるかどうかは、中に金色のぶつぶつがあるかで判別できます。ぶつぶつは電子端子でレンズ、カメラと電気的につながり、信号のやり取りをするために付いています。

実際の通訳機能ありとなしのマウント変換アダプタはこんな感じです。ブツブツわかりますか?

次はレンズの性能について書きたいと思います。

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