みんな、カメラの選び方がおかしい
突然ですが、あなたはプロ野球の監督です。
「チームに起爆剤が欲しいので、メジャーからホームランバッターの候補を選んでくれ」とスカウトに言ってあります。
そして、スカウトから連絡が来ました。
「監督!190㎝/95kgと195cm/92kgの二人がいるんですけど、どっちにしますか?」
と言われたら、どう思いますか?
「はぁ??」じゃないですか?
そこで、「え、それだけで選べって言うの?」って聞き返すと、スカウトから
「あ、握力は85kgと92kgです、忘れてました」
と返されて、唖然とするあなた。
と、これだけ聞くと馬鹿げた話なんですけど、カメラを買うときってほとんどの人がこんな風に選んでいます。
- イメージセンサの画素数は1500万画素と1600万画素はどっちがいいの?
- イメージセンサのサイズはAPSサイズと35mmフルサイズはどっちがいいの?
- 背面の液晶は2インチより3インチ?
みたいな。心当たりありませんか?
そういう数字を追いかけるだけの選び方はもう止めましょう、自分に合ったカメラを選ぶのには効率が悪すぎるし、そんなスペックの数字には最早何の意味もありません。
ましてや、別の会社、例えば、ソニーとキヤノンで迷ってて、スペックで決めるなんてのは愚の骨頂です。同じスペックでも出てくる画は全く異なります。
では、どうやって選ぶか?
プロ野球の監督が選手を選ぶのと同じです。その選手は何ができるのか、どんなアウトプットが出せるのか、プレーを見たり、これまでの成績を見ればいいんです。そして、自分はどんな所でその選手を使いたいのか。どんな場面が苦手だと考えているのかをイメージすることが重要です。
というわけで、まずどんなアウトプット、つまり撮影画像ができるのかをカメラの種類ごとに確認できるサービスを紹介します。
写真共有サービスFlickrではカメラごとに作品を見られるようになっています。Camera Finderという名前からもカメラを選ぶ際の参考にしてほしいという思いなんでしょうね。例えば、僕が使っている富士フイルムのX-T20だとこんな感じです。
こちらも写真共有サービスですが、日本語なので使いやすいかもしれません。僕が使っている富士フイルムのX-T20だとこんな感じです。
あとは、自分が撮りたいものを検索ワードに加えて、実際に写している画像を見て、それに満足できるかを確認すればバッチリです。
もう、スペックで買うのはこれでおしまいにしましょう!そして、楽しいカメラライフを!
僕が選んだのはX-T20です、こちらもカメラ選びの参考にどうぞ。
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