雨も似合うシックな建物
これまでは軽井沢と言っても、ずっと北軽井沢ばかりを散策していたので、いわゆる「THE 軽井沢」こと旧軽井沢に一度も行ったことはなかったので、ついに行ってみることにしました。
北軽井沢からだと、旧軽井沢方面に行くには有料の白糸ハイランドウェイに乗っていくのが一番近道です。その途中に、重要文化財で観光スポットとしても人気がある旧三笠ホテルがあるので、ついでに寄り道してきました。おすすめだったのでご紹介します。
クラシカルな建物にクラシッククロームがバッチリ
富士フイルムのカメラユーザの方はもちろん、フイルムシミュレーションは使いこなされてると思います。もし、使いこなしてない人がいたら本当に本当にもったいないから、すぐにこの記事を読んでフィルムシミュレーションの事を知って!
僕なんてフイルムシミュレーションが欲しくてX-T20を買ったようなもんで、シーンに応じた素晴らしい色を表現してくれる愛すべき機能なんです。
普段は景色を撮ることが多いので、ほとんどフイルムシミュレーションは鮮やかな色彩のVelviaなんですが、さすがにこのクラシカルなたたずまいは落ち着いた発色のクラシッククロームが抜群の相性を発揮してくれます。
雨上がりのクラシカルな建物が長い歴史をたどってきた趣をより一層演出してくれます。サイドの木々の緑もしっとりとしていて雰囲気に溶け込みます。
東京の小笠原邸を撮った時も思ったけど、やっぱり、古い洋館とクラシッククロームの相性は最高。
建物の中に入って、内装も撮影。セピアとか白黒で撮っちゃうと「いかにもレトロ感を出そうとしてます」感が出ちゃうんですよ、こういうのって。それはやりすぎな臭い演出だと思うんですよね。この上品なレトロ感を表現できるのが、やっぱりスマホとは違う所なんじゃないかなと思うわけです。
内装と発色の雰囲気が相まって、古い映画のワンシーンのよう。まるで時が停まっているように感じさせる静かさ。当時にタイムスリップしたかのような色合い。
色ガラスで作られた電灯がまた良いんですよ。
晴れてなくてラッキーだったかもしれません。曇っているからこその窓から優しく降り注ぐ光がこの廊下と合って全体的に柔らかい感じを表現しています。
窓が白く飛んじゃったのがもったいなかった一枚、ハーフNDフィルタでも持って行っておけば良かった・・・。
入り口に紫が美しいキキョウが咲いていたので、キキョウ越しのホテルの入り口。
施設の情報
開館時間 9~17時
料金は大人400円、子ども200円
長野県軽井沢町大字軽井沢1339-342
軽井沢駅からバスが出ていて目の前にバス停があるので、そちらからも行けます。
駐車場は無料ですが少し離れていて5分くらい歩くことになります。ただ、その道沿いに生えてる苔も良い被写体になりますよ。雨上がりは特に良い質感。
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