中目黒の街をブリーチバイパスっぽく撮って歩く

X-T20
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中目黒の街を題材にブリーチバイパスにチャレンジしてみる

オリンパスやリコーのカメラに搭載されているブリーチバイパスというフィルター効果がありまして、それがなかなかカッコいいなと思ってます。



その画をずっと見ながら、僕の富士フイルムのカメラでも何とか似たような感じが出せないかなと思って、設定を色々と調整してみました。

最終的な設定は下の方に載せてますので、もし気に入ってもらえたら使ってみてください。

中目黒の街を撮り歩く

作ったブリーチバイパスの設定を試す舞台は中目黒。新しいオシャレな空間と昔ながらの下町の雰囲気とが入り混じった空間でブリーチバイパスで撮ってみたい街だなって。

撮った作例を紹介しながら、ブリーチバイパスって何なのか簡単に説明していきます。

ブリーチバイパスは日本語では銀残しと呼んだりもします。ブリーチバイパスの直訳は「漂白飛ばし」ですから、そこからは程遠い意味ですね。

ブリーチバイパスとは、写真や映画のフィルム現像の時のテクニックで、本来のフィルムの現像で行う銀を取り除く作業工程、これを飛ばして銀を残したまま現像を行う事を指します。だから、ブリーチバイパスは漂白飛ばしであり、銀残しであるというわけです。

で、このブリーチバイパスで処理された物はコントラストが高くなり、粒状感が増し、彩度が下がるのが特徴です。金属の質感が強調される感じがしますね。


印象で言うと、荒廃感というか、物寂しい感じというか、それでいて強い印象を残すような、独特な感じになります。だから、こういう悲しいシーンに合う。



ちなみにこの銀残し、ブリーチバイパスは日本が発祥なんですよね。作風が日本というよりヨーロッパあたりの雰囲気がするんで意外ですけど。

で、このブリーチバイパスの雰囲気をデジタルの画像処理で再現してるってのが、最初に説明したオリンパスやリコーのカメラというわけです。

確かにぐっと目を惹く魅力的な画が作れますよね。

今回のこの設定、かなりお気に入りで、中目黒の街とハマったので、かなり多くの枚数撮っちゃってます。

新しい物も懐かしい物も良い雰囲気にまとめ上げるし。

人が写った時にもそれはそれで自然なスナップになってくれるし。

でも、味があって、観てて結構飽きない。

あと、これまでの画は全部中目黒の駅からすぐ近くの街並みなんですけど、中目黒の街っていろんなものがあって振れ幅が大きいですよね。ストリートスナップをしてても、通りを変えるたびに別の顔が出てくるのですごく楽しいですよ。

上のようなカフェがあるかと思ったら、下のスナックも併せ持つ街、それが中目黒です。学生時代にバイトしていたころから好きでした。皆さんにも好きになってもらいたいなって思います。

今回のブリーチバイパスっぽい設定

という事で、最後にこの日の写真を撮った時のカメラの設定をまとめます。

フィルムシミュレーション:クラシッククローム
ハイライト:+3
シャドウ:+1
ホワイトバランス:オート
ホワイトバランスシフト:ブルー+5、レッド−1
カラー:−2
グレインエフェクト:弱
ノイズリダクション:−3
シャープネス:+4

使っているカメラは富士フイルムのX-T20。写りが良いなと思った方はぜひ富士フイルムのカメラを。


コンセプトを持ってカメラの設定を調整してフィルムのように固定して撮り歩くの楽しいですよ。
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