落ち着くカメラと落ち着く下町を歩く
自分は下町で育った、駅前には商店街があって友達の親が店をやってたりするそういう環境。東京に移り住んでからも、やっぱりそういう場所が好きだし居心地がいい。
今回は東京の下町をカメラを持って散歩しようと思う。その持って歩くカメラはX100V、最近気になっていたので一日レンタルしてみた。
クラシックネガで切り取る下町の空気
フイルムシミュレーションはクラシックネガ。下町の空気と抜群だと思ったのであえて固定で本当にフイルムを装填したような感覚。
都電荒川線の三ノ輪駅。ここから商店街をぶらぶら歩いていきます。
この路地だけでも来たかいがあると言わせるだけの雰囲気、引き込まれてしまいます。
路地裏のぞいたら猫がいるのなんてもうずるいとすら思う。イメージ通り過ぎる、撮るしかないじゃないか。
詰まりに詰まった密の景色、大好物です。
映画のセットなのかと思うくらい、商店街として完璧な見た目。
近くに住みたくなってきてしまう、心が取りつかれてきてます。
看板がかわいいパン屋さん、覗いてみます。
ウィンドウケースが美味しそうな感じを倍増させる。
こんなの買うしかないでしょう。こういう時は一番渋そうなハムカツを選ぶ。胃袋が宇宙と繋がってたら、全種類迷うことなく買っていたところなんですけど。
また、反則級に魅かれる店が現れました。
買うしかないので買います。買うしか選択肢はないので。
どんどん撮ってしまう、前に進まない。想定してたより時間を使ってしまってます。
やっと出られた。また入ったらまたゆっくり時間を使って撮れてしまう、怖いくらい魅力が高すぎる。
三ノ輪の商店街を出たので、ここからぶらぶらと町屋に向かって歩いていきます。
線路沿いに深紅のバラ。
さっき買ったハムカツのパンと紅しょうがのかき揚げ天ぷらを休憩しながらいただきます。X100Vの玉ボケ、きれいですね。
また歩き出します。なぜ路面電車に乗らずに歩いているのか、下町には撮りたくなる風景があるに決まっているからです。それを逃したらもったいないじゃないですか。下町育ちの自分にはわかるんです。
ほらあった。
絶対あると思ってました。
ないわけがないんですよ。
ただ、立ち止まって撮ってばっかりしているのでなかなか進まないのが困ったところですね。
おしゃれなカフェ、鈴木製作所
町屋に来た目的はこちらのカフェに立ちよってみたかったから。
入って注文したメニューが届くまで写真を撮って待ってます。これを撮らずに待てない。
光の入り方が計算されているかのようで撮るしかないでしょう。
歩き疲れた体にカレー、とても美味しくいただきました。ここで思わぬX100Vの利点に気づく。すごく被写体に近づけるぞ。普段使ってる18-55mmのレンズではここまで近づいたらピントが合わなくなってしまうはず。こういう店で出てきた料理とかを撮るのすごく苦労してたんですけど、X100Vならストレスなく簡単に撮れる。これはとてもありがたい。
食後のコーヒーも何かこうおしゃれに見えます。このお店の光の入り方がいいんだろうな。そしてX100Vのぼけ方がいいんだな。
幸せな時間が過ごせました。来てよかった。
隅田川まで歩いてみる
そのまま歩いて隅田川まで行ってみます。
川沿いって空が広くなって好きなんですよね。
公園をぶらついて、また駅の方へと戻ります。
当然、戻るときにも撮りたくなる被写体はそこかしこにあるわけでして。
撮るしかないわけです。
おしゃれなカフェでおやつを
駅前に戻って散歩してるとおしゃれなカフェを見つけたので、ここでおやつを食べて今日はおしまいにします。
心地よい疲れに包まれながら、ケーキと撮った画像を見返して過ごす。楽しすぎる一日でした。また来たいなと思います。
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