富士フイルムのカメラのラインナップをまとめてみる

カメラ
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商品が多すぎてよくわからないから整理してみた

富士フイルムのカメラ、いろんな種類が商品化されてて、よくわからなくなってきたので、ちょっとまとめてみました。

XとGFX

まず、XシリーズとGFXシリーズに分かれます。これはカメラに載ってるイメージセンサのサイズの違いです。XはAPSサイズ、GFXは35mmフルサイズ(36mmx24mm)と言われるサイズよりさらに大きい中判サイズで、44mm×33mm。4433サイズと呼んだりもしますね。

今はGFX100、GFX100S、GFX50S、GFX50Rが販売されています。名前に100がついているのは100Mega画素(=1億画素)、50がついているのは50Mega画素(=5000万画素)です。

Xシリーズはさらに細分化されていきます。

Xシリーズの整理

まず、レンズ交換ができるかできないかによって大きく分かれます。レンズ交換ができないレンズ一体型スタイルのカメラは2つに分かれ、X100シリーズと今のところはXF10だけですが、XFシリーズがあります。X100シリーズは2011年から始まり、今は5世代目のX100V、ちょうど僕が使っているカメラです。

レンズ交換ができるカメラのラインナップとしては、外観的な特徴で分けると、3つに分かれます。

  1. グリップしっかりタイプ
  2. ファインダー真ん中飛び出しタイプ
  3. 長方形タイプ

グリップしっかりタイプ

グリップしっかりタイプはグリップとなる持ち手が立体的なのが特徴で、しっかりと握りやすいのが特徴です。X-HシリーズとX-Sシリーズがあり、今売られている中ではX-H1とX-S10が当てはまります。Hシリーズの方が大型の傾向があり、さらにしっかりと握りやすくなっています。

これらの特徴を生かした使い方としては、重たいレンズを用いての撮影が当てはまります。重たいレンズを着けてもグリップがしっかりとしているので構えるときに握りやすくなります。なので、重たいレンズを使っての撮影、例えば焦点距離の長い望遠レンズを使って撮りたいという方はこちらを選ぶのがいいかと思います。

ファインダー真ん中飛び出しタイプ

文字通り、ファインダーがカメラの真ん中から上に飛び出す位置についているタイプです。XのTシリーズと言われるものがこれに当てはまり、T1桁、T2桁、T3桁シリーズがあります。1桁の方が連射性能が高かったり大型だったり動画の記録フォーマットが秒60コマまで撮れたりとしっかりした公正なのに対して、2桁はそれに比べると小型で軽量で取り回しがしやすく、3桁はさらに軽量でコンパクトなのが違いです。今はX-T4、X-T30、X-T200が最新モデルとして発売されています。

いわゆる一番癖のない見た目でオールマイティーなモデルです。一番使っている人が多いのがこのラインではないでしょうか。洗練されたデザインながら、それなりにグリップ感もあり、どんな場面でも使いやすい。私も1世代前のX-T20を使っていますが、このモデルは使いやすいです。

長方形タイプ

カメラの外見が長方形なのが、このモデルの特徴です。X-Proシリーズ、X-Eシリーズ、X-Aシリーズとシリーズはバラバラですが、全てこの長方形タイプです。

今は、X-Pro3、X-E4、X-A7が最新モデルとして販売されています。一番の違いはファインダーで、X-Pro3はOVFとEVFを切り替えられるハイブリッドビューファインダーが特徴で、X-E4はEVFのみ、X-A7はファインダーはついていません。

このモデルは、グリップがそぎ落とされたデザインが特徴で、街中を撮り歩きするときにカメラを構えても周りに威圧感を与えないのが良い所だと思っています。

薄型の単焦点レンズを着けて軽快に撮り歩きたいというのがメインの使い道の場合は、こちらのモデルがおすすめです。

ベイヤー配列とX-Trans配列

もう一つ、イメージセンサで特徴的なのは、一般的なカラーフィルター配列のベイヤーか、富士フイルム独自のX-Trans配列かによる違いです。

下の画像がベイヤー配列の図で緑、赤、緑、赤・・・と並ぶ列と、緑、青、緑、青・・・と並ぶ列が交互に並ぶのが特徴です。ほとんどのカメラはこの配列です。
Bayer matrix.svg
それに対して、X-Trans配列は複雑で、下のような配列になります。言葉では説明しにくいので、下の図を参照ください。ベイヤーに比べて配列が複雑なことがわかってもらえるかと思います。この複雑な配列によって、色モアレが発生しにくくなるというのが特徴です。
XTrans matrix.png

X-Trans配列は、Xシリーズの中で、AシリーズとX-T3桁を除いたモデルで使われています。GFX、X-Aシリーズ、T3桁シリーズはベイヤー配列となっています。

過去にあったシリーズ

過去にはあったけれど、現在継続的に商品化されていないモデルもあります。

レンズ一体型でも、X10から70まであったX2桁シリーズ、XQシリーズ。レンズ交換型では、X-Mシリーズ。

ただ、これらのモデルも、富士フイルムから正式にこのモデルは止めた、とは言われていないので、突然復活するかもしれません。

増えたり減ったり

これからも、世の中のニーズによって、シリーズが増えたり減ったりするかと思いますので、わからなくならないように、随時ここでまとめていきたいと思います。わからなくなったと思ったら、こちらのページを振り返れば何とかなる、そんなページになるようにしていければと思っています。

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