埼玉の街中にこんな紅葉の名所があるなんて
埼玉県の紅葉の名所のイメージとしては、飯能とか長瀞とか秩父とかどちらかと言えば街からは離れた場所だと思っていたんですけど、そんな中で異彩を放つのが平林寺というお寺。
場所は新座市で埼玉県の中でもさいたま市や東京都からも近い場所。そんな所にあるんならちょっとサイクリングのついでに寄ってみようかなくらいの軽い気持ちで行ったんですが、完全にいい意味で期待を裏切ってくれる美しい場所だったので紹介します。
駐輪場があったので安心して自転車を停めていざ観光。どうやら、知らなかったのは僕だけのようで、観光バスが何台も乗り付けてたくさんの人が観光を楽しんでました。
ここの良い所は、お寺の建物と一緒に撮る楽しさも味わえる所と、色が異なる木が一枚の写真の中に納まるように計算されているかのような木々の配置ですね。奥行き感と色の鮮やかさが本当に美しくてたくさん撮ってしまいました。
広い画角で撮るだけじゃもったいない。紅葉を望遠で撮ってみるってのも面白い。
一本の木に寄り添って見上げた先の、目いっぱいの赤を撮ってみる。
200㎜くらいの長焦点で極端な切り取り方でアプローチしてみるのも、新しい紅葉の楽しみ方に繋がってくる。
曇りの空なので、柔らかく回り込むように光が葉に降り注いてます。
そのおかげで、葉自体が光っているかのよう。
日光の当たり方が爽やかだったので、それを残したくて露出を明るめにして階調も軟らかく。カメラを持った頃だったら「紅葉=色を濃く鮮やかに」と固定概念に囚われてしまっていて、撮らなかっただろう一枚。見方の幅が広がると、撮り方のアイデアの幅も広がって、また一段と撮影が楽しくなります。
お寺の門は額縁効果になるのが印象的に目に飛びこんでくるので、必ず撮っちゃいます。
燃えるような赤い紅葉はVELVIAの出番。露出は1段位暗めにして周りをしっかりと暗くした方が歯が浮き上がって見えるので好きです。
場所は、新座市役所の隣。僕の場合はクロスバイクで行ったんですけど、電車で行くとしたら武蔵野線の新座駅から歩くか、東武東上線の朝霞台からバスに乗る感じですね。
使っているカメラは、X-T20。とてもお気に入りのカメラです。
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