みんなの知っている大阪と知られていない大阪の撮影スポット
大学に入って上京するまでを大阪で暮したんですけど、大阪から離れてみると感じることがあります。それは、大阪以外の人でも、もちろん大阪の事は知っているんですけど、大阪の一面しか知ってもらえてないなぁという事。
みんなに知られている大阪と、意外と知られていない大阪の両方を紹介したいなと思います。といっても、大阪の中でも今回はミナミを。
大阪は、通称、キタとミナミがあって、両方カタカナで書きます。キタは梅田周辺、ミナミはなんば、心斎橋周辺を指します。僕は出身が大阪の南の方なので、ミナミに愛着があるし詳しいから、ミナミをまずは紹介します。
道頓堀
まずは、ベタ中のベタ、ド定番中の定番、道頓堀。今日も、当然の大混雑。
通称、ひっかけ橋、ナンパ橋こと、戎橋の上から。年末だからか、行き交う人の波がものすごい、活気ある大阪の夜をパチリ。
戎橋の両サイドに丸いふくらみができて、そこでみんなが写真を撮ってました。橋に立ち止ってられると邪魔だから新しく作ったんでしょうね。昔はこんなのなかったんだけど、SNSでの写真文化と世界中の人が観光に来る事で一気にこの橋に集まる人が増えたんでしょう。あと、これも僕が大阪に住んでた頃にはなかったんですが、川沿いに歩行者用の通路ができてますね。オシャレ風に言うと、リバーサイドにペデストリアンデッキ。
それにしても、ずっと嵐の二宮君が映り込んでるんですけど、ジャニーズ事務所のタレントの顔を載せるの、ちょっと抵抗ありますね。でも、偶然だから、街の風景撮っただけだから!
道頓堀は広く撮らないと迫力が伝わりにくいので、魚眼レンズで撮ってます。こういう時、便利だなぁ。
あれ、魚眼良いじゃん?と思った人はこちらもどうぞ。
さらにベタなグリコの看板を、ペデストリアンデッキに降りて、真下から見上げて撮影。魚眼レンズを使ってるんで、ド迫力。ド派手な大阪ここに極まれり。
ド派手は大阪の夜の街を撮るには、Velviaがバッチリ。彩度の高い原色系のネオンがしっかりと表現されますね。
法善寺付近の裏路地へ
道頓堀を東に向かって歩いて、薩摩っ子ラーメンを右に曲がり、法善寺横丁の方へ。法善寺横丁自体はまぁまぁ有名で観光客もそれなりに最近はいたりします。
さて、ここからが穴場、さらに細い路地を入っていくと、良い空気感を出す店があったりするんですよ。きれいな赤ちょうちんって、好きなんですけど意外となくて。赤ちょうちんを撮る時のワンポイント。赤ちょうちんは、オートで露出を合わせるとオレンジ色になっちゃうので、露出補正をして-側に設定しましょう。そうすると、ぼやっと照らされる赤がしっかりと残ります。
これはかなりお気に入り。ちょうどいいタイミングで女性が歩いてきてくれました。大阪のイメージとは全く異なる大阪が路地裏にはあります。
これも知られていないですけど、大阪は喫茶店の街。渋いたたずまいの喫茶店が路地には結構あります。
渋い雰囲気でバカみたいに旨いカレー屋さんも、この法善寺近辺にあるので、ぜひ行ってみてください。僕は、ここのカレーが日本で一番美味しいと思います。
宗右衛門町方面へ
さて、戎橋に戻って北に向かうと、すぐに右側にギラギラしたネオンの明かりが。
この辺りは宗右衛門町です。正式名称は「そうえもんちょう」なのですが、みんな「そえもんちょう」と呼びます。この辺りは水商売のお店がびっしり入ったビルがずらーっと並んでいて、そのビルが出しているテナント一覧の看板が一種の芸術のようで好きなんですよね。被写体として面白いなと思ったんであえてぐるっと回ってみました。中のお店は入ったことないですけど。
このディープなミナミはほとんど知られていないんじゃないかな。面白い被写体なので、おすすめです。
心斎橋
今度は御堂筋に出て、心斎橋方面へ。心斎橋方面に向かう道沿いは、アパレル系の路面店がずらっと並びます。
この辺りになると、カメラを持っている人が完全にいなくなります。もったいない。光り輝く路面店をフィルムシミュレーションACROSで撮ると、良い味が出るんですよ。特に、店の前に人が立ってる時は最高です。
というわけで、知られている大阪と知られていない大阪を簡単に紹介しました。まだ、北堀江の小さなアパレルやカフェショップが並ぶ通りを、クラシッククロームで撮ったら素敵だろうなとか、おすすめしたい所があるんですけど、今度大阪に帰る時のお楽しみという事で。
今回撮影に使用しているカメラとレンズはX-T20。
大阪には他にも良い所がたくさんあるので、こちらもぜひ。
コメント