大阪で一番美味しいカレー
大阪といえば、たこ焼き、お好み焼きが一般的には有名で旅行雑誌やサイトにもその辺が載っているので、まず旅行の皆さんはその辺りに行くかと思いますけれども、地元大阪で育った僕が大阪に帰った際に一番食べたくなる大阪の味といえばカレーですね。
「カレー?」みたいに思った方もいるでしょう。大阪とカレーなんて普通は結びつかないですからね。でも、大阪にはカレーが旨いお店があるんです。それはインデアンカレーです。
店舗の渋さ半端ない
つい先日も大阪に帰った時にどうしても食べたくなって、法善寺横丁の近くにある南店に行ってきました。
店舗の外観は古き良き純喫茶って感じです。大阪に来る観光客の皆さんは「派手=大阪」と思っているかもしれませんが、ホントのディープな大阪はこういうお店なんです。「大阪=モダン」と覚えて帰ってくださいな。
ちなみに観光客のために作られた派手なお店で食べているのは観光客だけで地元の人は寄り付きません。道頓堀でたこ焼き?お好み焼き?そんなもんわざわざミナミの繁華街まで行って食べたりしません。家の近くの親の世代からの行きつけのお店で気取らず食べるだけです。人様に紹介するようなもんでもないです。だってそれはファーストフードみたいなもんですから。だから、食い倒れ人形のあるお店の中に何があるか、大阪人は知りません。かに道楽?行くわけないですやんか。
店に入ると、カウンター席が8つほどあるだけで、こじんまりとしたお店です。僕が店に入ると、常連さんと思われるお客さんがマスターと話をするでもなくただ静かにカレーを食べていました。
店舗によってはハヤシライスやカレースパゲティーを置いているところもあるんですけど、このお店にあるメニューはカレーだけ。
元々カレー以外頼む気もないので当然カレーを注文。すると、すぐにこのキャベツのピクルスが出てきます。
これは出てきてもすぐには食べない。ぐっと我慢です。カレーと食べてこそのキャベツのピクルスなのです。
・・・マクロレンズほしい、こういうときにキャベツにしっかりとピントが合わないんだよなぁ。
そして、2分ほどでカレーの到着。これが、口に含んだ瞬間はフルーツみたいな感じの甘みが広がって、時間差で刺激は少ないながらもじわっと辛みが押し寄せてきます。痛い辛さじゃないんですよ、しっとりとした辛さ。丸い辛さと言えばいいのかな。
お客さんが僕も含めて4人ほどいましたけどみんな黙々と食べています。黙りますよ、そりゃあ、美味すぎるんですから。しゃべる暇があったらすぐに次の一口を頬張りたいですからね。
丸い甘さに侵されて食べ終わる頃にはしっとりと汗をかきます。そして冷たい水を一気に流し込む。これぞ至福。
実は東京でも食べられる
この大阪人だけが秘密に楽しんでいたインデアンカレーなんですけど、実は東京でも食べられるんですよ。しかも、東京駅の前のTOKIAの中で。
ぜひ、本当に大阪人が楽しんでいる「大阪の味」を楽しんでください。
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