秋から冬に替わり紅葉の季節がやってきた
最近すっかり冷え込んできて、近くの公園なんかもすっかり彩られてきました。
春にX-T20を手に入れたので、まだ紅葉は撮影したことがありません。いきなり本格的な紅葉の大パノラマ広がる名所、例えば茨城県の竜神大吊橋、花貫渓谷や、栃木の奥日光とかにトライするのも良いんですけど、行ってみてどう表現していいのかわからなかったなんて事になったらもったいない。
という事で、まずはどんな感じの色合いになるかを今シーズンはお勉強しておくのが良いかなと思いました。お楽しみは来シーズンに取っておく方が長く楽しめますからね。
紅葉の撮影のお勉強の場所として選んだのは大宮の氷川神社へと続く氷川参道です。
まずは、曇り空だったので背景を白に飛ばしてしまって、いつもの通りの感じ、赤が濃くなるように少し暗めで撮ってみる。
いいなぁ、寒い冬の空に鈍く抗う赤。紅葉があるだけで冬が待ち遠しくなる。
少しだけ露出を上げて、赤に鮮やかさを足してみる。寒空の中で燃えるように映る。これはこれでいい感じ。
下に潜り込んで、一面にもみじが散りばめられるように撮ってみる。自分は色味や階調はいじり気味なんだけど、構図は至って保守的なので、構図を崩してみたらどんな感じなのか実験。結構、好きかも。潜り込んで煽る、覚えておこっと。
紅葉を明るく撮るのはありなのか、実験。いつもかなり露出は暗めに撮るんで、±0より上げて撮影してみる。まぁ、これはこれでありなのかなぁ。
さらに露出を上げてみる。あー、これは最近よくインスタとかで見るパターンのやつだ。とにかく明るくて色が抜けてて柔らかい感じ。女の人が撮ってるイメージ。あんまり好きじゃないわ。
やっぱり、露出はこのくらいが良いな。コクが出てて好き。富士の色はコクがあるのが最高なんです。
背景も赤になるように位置を調整。赤の層が重なって、でもお互いが邪魔して見づらくはならなくて。こういうのもアリなんだな。
きれいな玉ボケをバックに。木をバックに撮るなら玉ボケ狙わないともったいないです。
ちょうど緑から赤に変わる途中の一本を発見。背景もうっすら様々な色のグラデーションになっていて、お気に入り。
さっき覚えた「潜り込んで煽って撮る」を使って、奥の枝の方にピントを合わせた遊びの1枚。こんな写真は初めて撮ったので、表現の幅というかアイデアの幅が広げられたなぁと。
ホワイトバランスの色温度を変えて温かみを
紅葉が目の中いっぱいに広がったときって、ちょっと温かい雰囲気を感じるんですよね。その雰囲気を表現するためにホワイトバランスを少し高い色温度に設定して、温かい色味を足してみます。
とこんな感じ。曇り空の時には、使えるテクニックかなと思います。
最後に、氷川神社の中で1枚だけ
境内の中には意外なことに紅葉スポットってなくて、ようやく1か所だけ見つけられました。
紅葉を撮る楽しさも分かったし、来年は絶景のスポットに行きたいなと思います。
夜の氷川参道も素晴らしいのでおすすめ
明るいうちだけでなく、日が暮れた後、参道に並べられた提灯がライトアップされた夜の参道もなかなか素敵なのでおすすめです。
この日は雨だったので、紅葉を楽しむ人も全く自分以外にはいなくて、普通に通行する人がときどきいるだけ。こういう人が写りこまない形で参道の静寂さを表現するにはピッタリでした。雨でぬれた地面がライトを反射させてくれるのもまたアクセントになります。
大宮の氷川参道は街のど真ん中なのに落ち着いた時間が流れていて大好きなんです。雪が降った時にも撮影に行ってきました。雪とも相性ピッタリ。
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