富士フイルムX-A5が発表
本日、2/1に富士フイルムからX-A5が発表になりました。
X-A3からサイズも含めて見た目はほとんど変わらないんですが、進化に注目すると、X-A5は狙いを若い人、その中でも特に女性のライフスタイルに絞った所に集中して進化させた良いカメラだと思います。
ということで、X-A3からの進化、X-A3との違いにポイントを置いて紹介していきます。
X-A3との比較
動画が、X-A3ではFHD動画しか撮れなかったんですが、X-A5から4K動画が撮れるようになっています。これで、YouTubeにも高画質な動画をアップロードすることができるようになりますね。
撮影枚数が約410枚から約450枚に増えています、10%ほど電池が長持ちします。一日のお出かけで撮れる枚数が増えるってのは良い写真が撮れるチャンスが増えるって事ですね。
新アドバンストフィルター効果として、霞除去とHDRアートが追加になっています。霞除去は、霞や霧がかかったはっきりしないシーンでもくっきりとメリハリをつけるようなフィルターをかけてくれる機能です。HDRアートは、何枚か連写して、その画像を合成することでHDR(ハイダイナミックレンジ)画像を作成するという機能です。
両方とも、富士フイルムのミラーレスカメラでは初搭載の機能です。HDRはニコンや、キヤノン、ソニーではずいぶん前から搭載されていたので、富士フイルムのHDRがどんな絵を作るのかは楽しみです。
ちょっと話は変わりますが、魚眼フィルター、クロススクリーンフィルターってのがX-A3から載っているんですね。TシリーズやProシリーズには載っていないので、Aシリーズは独自の進化を遂げて行ってるんですね。カメラで楽しめるような効果が盛り込まれていて面白いですね。
クロススクリーンっていうのが何かよく分からなかったんで調べてみました。
こちらのサイトが良くまとまっていました。
こういうイルミネーションのシーン。
クロススクリーンをかけるとこんな風に光が十字の形に伸びるそうです。十字だからクロス、なるほどね。って、こんなのめっちゃインスタ映えするやつじゃん。
さて、話をX-A5とX-A3の比較に戻しまして。AF機能が大幅に進化していますね。
大きな進化は、位相差AFができるようになった事。位相差AFとコントラストAFのインテリジェントハイブリッドAFもできるようになっています。これらのおかげで、X-A3に比べて、AFの速度が倍になっているとの事。すごいですね。サクサク撮れるからスナップ用のカメラにはぴったりですね。
シングルポイントAFの領域設定の選択肢が7×7から7×13に増えています。さらに、ゾーンAFは7×7が選べるようになりました。
シャッターのモードとして、フェイスオートシャッターというのが増えています。これは何なんでしょう?調べてもまだ情報がありませんでした。
電子水準器が載ります。これは、カメラが傾いているかを知らせてくれるもので、僕が使っているX-T20にも載っているのでいつも使っています。傾いた写真って狙ってそうしてるんならいいですけど、そうでないのに傾いてるとかっこ悪いんですよね。
4K解像度での連写、さらにピントの合う位置を変えながら4K静止画で連写して、その画像から全体にピントが合った写真を合成して作成する4Kマルチフォーカス機能っていうのも載るそうです。これ、パナソニックのカメラがやってる機能ですね。富士フイルムだとこちらも初めての機能じゃないかな。こんなに盛りだくさんに新機能を載せてくるなんて。全体にくっきりとピントが合ってる画像ってまた珍しくて映えるんじゃないかな。
Bluetoothも付いてきます。これでいちいちスマホとカメラを接続しなくても、一度接続すればそれからは常時接続された状態になります。カメラで撮った画像をすぐにSNSで共有できるようになるので、SNSを使いこなしている人にはピッタリの機能ですね。
タッチパネルも付いちゃいます。
タッチすると撮影したり、その場所のピントが合うようにAFしたり、フォーカスエリアだけを選択したり。さらには、フォーカスモード、デジタルズーム、フィルムシミュレーション選択、Adv.フィルター設定、美肌レベル設定ができちゃいます。
再生する時にも、コマ送り/戻し、AFポイント拡大、画像拡大、拡大画像のエリア移動ができるので、スマホみたいに操作することができるんで、直感的な操作ができちゃいます。
という事で、結構、SNSとの相性を重視した機能が増えているX-A5ですが、さらなるSNS対応はレンズキットに付いてくるレンズにもあります。
レンズキットのレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZが完全に女子向け
キットレンズは、「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」。
35mm換算で言うと、23mm~69mm相当の焦点距離をカバーします。これってつまり、風景撮影やポートレート撮影などでよく使うズーム位置なんですよね。さらに、23mmでは広い画角を活かせるんで、友達や家族などの複数人物や、出かけた先のおしゃれな背景を入れた「自分撮り」にピッタリなんですよ。しかも、X-A5は液晶が180度回転して、自撮りする時に映っている画が観れるようになりますから、まさに富士フイルム史上最高の自撮り向けカメラ&レンズと言えます。
広角端23mmでは、レンズ先端から5cmまでの接写が可能。これって、マクロレンズを除くと、今までの富士フイルムのレンズの中で多分、一番被写体との距離が近いレンズです。ぐっと近づけることで、可愛い雑貨やフォトジェニックなスイーツ、愛しの猫や犬を撮るのには最適。ホントに良く考えられています。
しかも、電動ズーム機能を初めて搭載。ズームリングの操作により、電動ズームの速度を低速/高速の2段階に切り替えることができてしまいます。電動ズームなので、一定の速度で滑らかな動きになり動画撮影時にガタガタしないんで見栄えがぐっと良くなるでしょうね。
その上、光学式手振れ補正機能がついているのに、めっちゃ軽い。カメラとレンズ合わせて496g、500g切っています。500gってことは500mlのペットボトルより軽いんですから、これだけ軽くてコンパクトなら持ち運びにも最適。
スマホでは物足りないし、みんなに差をつけたいからミラーレスカメラ買いたい!って人は、これを買うのが良いと思います。
カラーバリエーションは3色!
まずは定番のブラック。クラシカルな色合いでどんな服にでも合わせやすくて良いかも。
次はブラウン。程よくクラシカル、程よくカジュアル。女性だけでなく男性でも使いやすい色ですね。
3色目はピンク!インパクト抜群!これ自体がアクセサリー。
オシャレな生活を演出するのには、かなりぴったりのカメラになってると思います、X-A5で日常をワンランク素敵に。
X-E3も気になる?
同じく富士フイルムから発売されているX-E3もレビューしていますので、そちらも参考にどうぞ。
でも、やっぱり個人的には、X-T20をお勧めしないわけにはいきません、何しろ愛しているので!
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