涼しい緑を求めて、等々力渓谷へ
初夏とは言えどもなかなかに暑い日に、眼にも涼しい木陰を歩きたいなと思い、等々力渓谷へ。
予想通り、いや予想以上のしっかりした緑のお出迎え。木陰は涼しい風が流れていて気持ちいい。ずっとクロスバイクを漕いできた疲れも癒される景色です。
渓谷というくらいですから、もちろん水も流れています。川のせせらぎの音で耳でも楽しめます。
こんなに緑にあふれてるんですけど、ここは東京23区、しかも世田谷区なんですよね。昔は近くに住んでたんだけど、全然知りませんでした。知ってたら来たかったなぁ。でも、僕が知らなかっただけで結構有名みたいで、この日も多くの人が訪れていました。
皆さん思い思いに川沿いを散策しています。緑を楽しむために、僕も川に沿って歩いてみることにしました。
野生の藤の花がお出迎え
奥の方へ進んでいくと、何と野生の藤の花が。
ずっと前から、藤の花を撮るなら野生に限ると言い続け、藤棚には一切近づきもしなかった自分にとって、これはかなりの興奮。やっと野生の藤に出会えました。
これはあくまでも個人的な考えですけど、藤はやっぱり他の木に絡み付きながら咲いているのが妖艶で美しいのであって、棚にお行儀よく並んで咲いているなんてのは藤の良さを表現している姿じゃないと思うんですよね。
他の木の葉越しに映る藤の花。これぞ藤の花が映える額縁だと思います。
垂れ下がり咲く花、緑の中で優しい薄紫色が映えます。
僕はどちらかというと花を暗めに撮りがちなんですけど、それは華やかな花の場合が合うんだなって藤の花を撮ってみてわかってきました。もともと陰のあるような空気を持つ藤の花は少し明るめに撮ってあげた方が美しく写りますね。
と言いながら、暗めに撮ってみるとそれはそれでぐっと妖しさが増して惹き込まれるような美しさだったりもして。
気が付いたら藤の花の前だけで30分くらい撮影に使ってました。藤の花に僕の心も木のようにすっかり絡み取られてしまったようです。まさに魔力、恐ろしいですね。
藤の花以外にも見所たくさん
藤の花の魔力から何とか解放されたので、他の見どころも。
木々が深いので木漏れ日が青もみじに部分的にキラキラと当たって初夏の心地よさを演出。
木々が多いもう一つの利点は、後ろの木々が玉ボケを作り出してくれること。長焦点で絞りを開いて手前の葉や花を狙うと、きれいに玉ボケが作れますよ。
普段街で見かけるつつじとは違って、木々の中で野生で咲くつつじはとても魅力的。あまりに美しかったので、生まれて初めてつつじを撮りました。
藤もつつじも、ありのままの姿だとぐっと魅力が増すんだなって分かります。
藤の花という思わぬプレゼントを楽しませてくれた等々力渓谷、これからの暑い時期の避暑にピッタリなので、ぜひ訪れてみてください。
住所は、東京都世田谷区等々力1丁目22。東急大井町線の等々力駅からが近いですね。
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