X100Vを持って安行桜を撮りに行こう
X100Vを手に入れて初めての撮影は、この時期にぴったりの安行桜を撮りに行くことにしました。
安行桜は、寒桜なのでソメイヨシノよりも早めに見ごろを迎えるのと、ソメイヨシノに比べて花の色が鮮やかなピンク色なのが特徴です。
2年前には北浅羽桜堤公園までサイクリングして安行桜を撮りに行きました。あそこもすごく美しかったですね。
今回は、安行桜の発祥の川口市の安行にある密蔵院に行くことにしました。ずっと行ってみたかったんです。
ちょうど満開に近いタイミングだったのでかなりの人が桜を愛でに訪れています。
普段はあんまりやらないんですけど、今回は一連の撮影の中で画質の設定を頻繁に変えています。新しいカメラだったんで、どんな絵が作れるのかなっていうのを楽しみながら撮り試し。
という事で、突然のフイルムシミュレーションをクラシックネガでの撮影。やっぱりクラシックネガはいい。
桜を間近に感じることも
このお寺、敷地内に高低差がかなりついた面白い構造で、それを生かして桜の高さにちょうど合うように展望スポットが作られていました。
目の前に桜を感じることができます、これは楽しい。
ソフトフィルターの役割をさせたくて、明瞭度を-に設定してます。近くで撮った時に桜が意外ときつい印象になってしまいがちなのを抑えています。こういう機能があるからX100Vにしてよかった。
桜の花にぐっと近寄って撮影できるのもX100Vの魅力。X-T20での撮影の時はここまで寄れなかった。目の前にあるのに近寄れないっていうストレスもなくていちいち感動。
桜と明瞭度をマイナスにする撮影、その場の思い付きにしてはなかなか良い相性で正解だったな。特に寒桜はイメージより実際の色が刺激的なので、弱めておいた方が受け入れやすいのかも。フイルムシミュレーションもETERNAにするとか、トーンをマイナス方向に振るとかすると柔らかいイメージになるので、おすすめです。
境内には並木道のように並んで咲いている場所もあれば、離れて一本立派に咲いている木もあり、いろんな構図で撮れるので楽しい。
まさに咲き誇るって感じで立派に咲いています。
境内の外も見逃さないように
撮影に満足して帰ろうと思って道を間違えたところにまた立派な桜並木がありました。方向音痴に生まれてきて本当に良かった。
ちょうど太陽が反射する角度を探して、カーブミラーをアクセントとして遊んでみる。非現実感を出すために、ホワイトバランスを色温度に設定して4100K、さらにシフトでBlue、Red方向に少し降ってます。トーンも明瞭度も硬めにしてたりもしてます。
桜並木は坂になっているので、上から見た景色と下から見た景色ではずいぶん印象が異なる感じ。こちらは上から見た場合。同じ構図でも、画質の設定次第で全然違った印象になりますね。
下から見上げた場合。この時間だと若干逆光気味。もう少し待ってれば夕暮れになったりしたのかも。そうなるとまた一段と撮りたくなる被写体になりそう。
X100Vを買って初めての撮影、まだ自分のものになっている感覚が持てない中でしたが、使っていてワクワクするカメラであることは間違いない、買ってよかったと実感できた撮影でした。
密蔵院のすぐ近くにもう一つの撮影スポットを見つけたので、こちらもどうぞ。
コメント