X-T20を買ってから1年経って、撮影がさらに楽しく面白くなった

X-T20
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X-t20と一年付き合って、カメラの楽しみ方が分かってきた

約一年前、富士フイルムのX-T20を買ってから、いろんな所に行っていろんな物を撮ってきました。

上手く撮れなかったりして、どうすれば良かったのかなと考えてみたり、表現の幅を広げるために、他の人たちの作例を参考にしてイメージを沸かせてみたり、思い通りの写真が撮れて興奮したりと、非常に充実した一年間でした。

写真が上手いかどうかって、人が感動するかどうかはあんまり関係ないと僕は思っています。写真が上手い人っていうのは、次の2つの能力がある人だと考えてます。1つ目が、「被写体を前にした時に、表現するイメージを膨らませられる能力」、2つ目が「それを撮影にて再現する能力」。この2つの能力が一年間で成長したことで、自分の表現の幅が広がったような気がしています。

X-T20を手にしてから最初に撮ったのが、梅の花でした。

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なので、1周年の記念にあえて同じ梅の花を撮ってみて、自分がカメラをどのくらい使えるようになったかを試してみようと思います。

埼玉の梅の名所、大宮第二公園へ

同じ浜離宮に行こうかとも思ったんですが、今回は紅梅を撮りたかったので、紅梅の名所をネットで調べてみました。すると、大宮公園が白梅だけじゃなくて紅梅もたくさん咲いてておすすめというのを見つけたので、そちらへ。初めての場所へ行くのはワクワクしますね。

撮りに行く当日の前から、梅をどうやって撮るかはワクワクしながらイメージしていました。事前のイメージから撮影は始まっていると気づいたんで、これが楽しいんですよ。

梅が咲くのは、暦の上では春ですが、まだまだ空気は冷たい冬の気配が残った時期。そんな中で春を匂わせてくれるのが梅の役割かなと。冷たい中で強く鮮やかに咲くのが梅の美しい所。

そんなイメージで撮ることにしました。空は少し寒さを感じるように。その中でも強く咲く力を感じるように。

テクニックについて、あまり語るつもりはありませんが、冬の空とクラシッククロームは相性抜群ですね。

昔のネガフィルムで撮ったようなノスタルジックな色合い。鮮やかになりすぎない所が梅のイメージと合います。

下の写真、好きなんですよ。閉じ込めたな、って感じがして。

あえて雲がバックに映るように構図を決めて、空がくすむくらいにかなりアンダー目に撮って、まだまだ残る冬の空気の冷たさを強く表現しています。

柔らかな春が来る前の空の色の硬さ。きりっとした空気感。その中で咲く、鮮やかな紅梅。イメージ通りの画が撮れた時のファインダー越しの興奮ったらないですよね。それこそがカメラが楽しくてたまらない瞬間。これが分かるようになってきたんですよ。

「たまたま撮ったらキレイだった!」で喜んでたんですよ、ミラーレスカメラを買って最初の頃は。それが写真の楽しさだと思ってましたから。「こんなにきれいに撮れるの?」っていう感動。

でも、それってカメラを楽しめてないんですよね。カメラのできる事を知り尽くして、使いこなしてこそ楽しいんじゃないかって今は思います。自分が趣味で使っている機材について、使い方の勉強もしなくて何となく使ってるっておかしいなと気づいたんです。例えば、楽器の演奏が趣味だって言って、たまたまきれいな音が出て喜んでる人がいたらおかしいと思うんですよ。

だから、とにかく少しずつカメラの仕組みや機能を勉強しました。分かればわかるほど、自分の持っているX-T20ってカメラがどんどん自分の物になる気がして嬉しかったですね。

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そして、できる事がこんなにあるんだって目の前に広がった事も勉強して良かったことです。

一年前と比べて

一年前に撮った梅の花の写真を2枚を載せてみます。


この日の自分に、「何でこう撮ったの?」と聞いても、答えられなかったでしょうね。せいぜい、「ここから撮るのがきれいだったから」と答えるくらいかなと。その理由は、切り取ることしか意識がないから。と言っても、構図に意識が高いかと言うとそこまででもない。
何が違うかっていうと、事前に撮りたいイメージを持ってないんですよ。その場に立って、きれいだから撮る。それじゃあ、楽しくないしカメラがもったいない。

もっともっといろんなイメージを働かせて、それを撮影で表現する

梅を撮る時のイメージを行く前からいろいろ考えて、それで実際に目の前の梅の咲き方、枝の広がり、陽の光の当たり方、背景の空の色、雲の形、それをじっくり観察してさらにイメージを膨らませたり調整していく。これを楽しむのがカメラなんだなって。

という事で、もう一つのイメージは、日本画としてみました。

梅の花を描いた墨で書かれたような日本画ってあるじゃないですか、シンプルなんだけど、心に残るタイプの作品。日本特有の引き算の美学みたいな。
ハイキーにして空の青はうっすら残る程度に。枝は中途半端な色にならないようにシャドウを締めて黒くしています。その中で華だけが浮かび上がるようにカラーを強めています。

写真なんだけど、写実的な状態からあえてズラして、抽象的な状態を再現してます。これもまた僕の中では写真です。

さらにカリカリに硬くして力強さを表現してみる。

逆にぐっと明るくしてハイキー気味にして、ちょっと春が来た雰囲気も出してみたり。

色んな事が表現できるようになったんで、それが楽しくて仕方がないですね。

この一年間で、たくさん良い写真を観て、カメラについても勉強して、表現の幅が広がったのでその分、楽しみも広がりました。一年経って、あらためて撮影が趣味って最高だなと思います!

こんなに撮影が楽しいのは、自分が湧かせたイメージ通りの画をしっかりと作ってくれる、この相棒のおかげでもあるんですけどね。

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