梅の花でクラシッククロームを締めくくる
個人的な感覚だけど、秋から冬にかけてがクラシッククロームを楽しむのに適している景色だと感じている。街から彩りが薄まって、湿度の低い透き通った空気が彩度が低くてコントラストが高いクラシッククロームととても良く合う。
梅の花が咲く季節はちょうど冬から春へ移っていく途中で、まだ冬の引き締まった空気を残しながら、春の彩りも見えてくる。そんな感覚をうまく表現できるようにクラシッククロームをカスタムしてみました。
上のカスタムは梅の花を見ながら調整してみた結果で、ファインダー越しにはもちろん気に入っていたんですけど、こうやって改めて見てみてやっぱり梅に、そして梅の咲く季節の空気に合っているなと感じています。
シャドウトーンを+1にして引き締めているのは、梅の枝の色を黒く表現したかったから。枝の色が微妙に残っていると余計な色が足されるのが嫌。
カラーを+3とかなり強めに足しています。梅の花が鮮やかに咲いて空が青くて、春が訪れているというのを表現したくてこの値にしてみました。
もともとクラシッククロームがかなりカラーを抑えめにした設計になっているので、このくらいカラーを足してもうるさい感じにはなりません。
彩度の高い紅梅でも良い色乗りです。それにしても、クラシッククロームの青空って何でこんなにかっこいいんでしょうかね。
クラシッククロームの出す青空の色と、梅の花の色のバランスが良すぎてついついシャッターを切りすぎてしまいました。
影と光のコントラストがはっきりときれいなのがクラシッククロームの特徴。
ハイライトトーンを-2にすることで、逆光で空の色が粘るように。
そうすることで、逆光を撮るのもまた楽しくなります。
梅とメジロも撮ってみます
梅とメジロという定番の組み合わせ。メジロの色味でカラーを+3にしてもまだ色味をかなり抑えた表現になっていることがわかります。
メジロを影をまとわせて渋く撮ってみました。
冬の空気感を残しながら、春の気配が感じられる時期だからこその設定かなと思っています。ちょっと重たい空気感になってしまうので、同じ花でも桜の季節にはやらないかな。
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