これが本物のチキン南蛮
入谷には宮崎から来た本物のチキン南蛮を出してくれる店があるというのを何かで見て覚えていたので、チキン南蛮がこの世の中で一番好きな自分としては、これは行くしかないと期待に胸を膨らませながら店に向かいます。
場所は入谷駅から歩いて5分くらい。看板にも「本場宮崎の味」って書いてあります、これは期待させる。
店の中は、カウンター席が5つくらいの小さなお店。夜はバーにもなるみたいで、定食屋ではなくてバーにいる感覚。でも食べるのはチキン南蛮。
メニューを観る前にお店のこだわりのメッセージが目に飛び込んできました。もちろん、本場の宮崎からやってきたこと、宮崎でのチキン南蛮の歴史と発展なんかは書いてあったんですけど、え、何これ?みたいなことも書いてあって。
「から揚げにタルタルをかけた物はチキン南蛮ではない。」あれ、じゃあ僕が今まで美味しいなと思って好きだと公言していたあれはチキン南蛮ではない何かだったのか。
「胸肉の方がチキン南蛮は旨い。胸肉を上手く食べるために研究され尽くした結果がチキン南蛮。」え、鶏肉料理といえば、普通もも肉行きがちですよね。ホントかな・・・。
で一番惹かれたのが「むね肉ともも肉のチキン南蛮食べ比べ定食」。むね肉の方が美味しいのがホントかどうか試させてくれるらしいので、これを頼みます。
カメラにも通じる考え方
他にも「ブロイラーを上手く食べるための結果がチキン南蛮なので、高い地鶏を使えばいいという物じゃない。むしろ合わない。」ってのがあって。これを言い切れるのめちゃくちゃカッコいいなぁと感心しました。
僕は趣味がカメラでの写真撮影なんですけど、カメラで言うと、やっぱりフルサイズのイメージセンサに明るいレンズ、良い機材を買う事が良い写真への近道だみたいな考え方になりがちじゃないですか。
でも、自分の築き上げた撮影スタイルに合った機材、手になじむ機材を使いこなすこと、それこそが良い写真を生む。そんな事を再確認させてくれる一言だなと。やっぱり僕は富士フイルムのコンパクトなミラーレスと歩んで行こうと心に刻ませてもらいました。
チキン南蛮とのご対面
もう、熱いセリフに心奪われてる所にいよいよ登場ですから、期待は高まってるわけです。から揚げとは違う、胸肉の方が美味しい、どういう事なんだろう。
さっそく試してみようと、まずむね肉を口へ。
あ・・・。旨いという感情が染み出る。確かに全く違う、しっとりとした衣の食感が良く、むね肉なのに軟らかくタルタルと甘酢とが肉の旨みを爽やかにしてくれる。
その後、もも肉を頬張る。確かに違う、これは脂がくどい。まとまりがない。もも肉なんかいらないと思ったの生まれて初めてじゃないかな。
あっという間に全部平らげてしまいました。ライスはおかわり無料だったので、思わず頼んでましたね。大満足、最高のひと時。
お店の情報
家の近くにできてほしい。もう、絶対おすすめ。お店のサイトはこちら。
僕は入谷の朝顔市の時に立ち寄らせてもらいました。こちらも素晴らしかったのでぜひ。
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