クラシックネガと新世界は合うと思う
X-Pro3を手にして初めてクラシックネガで撮影した画像を観た時、直感的に「これは新世界の街並みを撮ると相性最高だろうな」と感じました。
天王寺のクラシックネガ撮り歩きからいよいよ新世界へと向かいます。
テレホンカードすら誰も使っていないのに、テレホンカードの看板が今もかかっている。こういうレトロな看板が狙ってじゃなくて自然と残っている所が新世界の魅力。
新世界にある味のある喫茶店。時間があれば入ってパフェでも頼んでみたかったなぁ。
新世界では有名な囲碁、将棋を楽しみにおじさんたちで朝から晩までにぎわう大人の社交場。渋い空間。
立ち食いうどん屋。何か好きな構図だったのでパシャッと。
そう言えば、東京に来て気付いたんですけど、関東の人はそばとうどんを売ってる店の事をそば屋って呼びますよね。大阪の人はそういう店の事はうどん屋って呼びます。うどんの方が社会的地位というか知名度というか優先度というか、とにかくそばよりうどんが大事。
観光客が絶対撮らないであろう、新世界のリアル。こういう景色が一歩外れるとすぐに現れるのが新世界の魅力だと僕は思っているんです。カオスを楽しんでこそ、新世界を満喫したと言えるんじゃないかな。
あえて、一番有名な新世界での撮り方をしてみたりも。ただ、この一枚の場合はピントは奥に合わせてますけど、狙いとしては行き交う人が主被写体だったりします。
通天閣のすぐ近くにある「喫茶 ドレミ」。メニューのレトロ感はもちろん、無造作に咲くバラ、店のインテリアのカーテンの柄も含めて全てが新世界らしい画になる喫茶店で、ここも寄りたかった。今年はゆっくりと時間を取って入ってみようかな。
どこを切り取っても、クラシックネガと新世界の相性は抜群。予想通り、いや予想以上でした。
観光客が行かないおすすめの新世界の撮影スポット
と、ここまでは観光客の方も頑張れば撮影できる構図だと思います。せっかく地元で育った私が皆さんが行かないのがもったいないなと感じるおすすめの新世界の撮影スポットを紹介します。
通天閣を恵美須町方向から
ほとんど世に出回っている通天閣の写真はスパワールド側から撮影したもの。どれも同じでもったいない。通天閣には別の表情が有るんです。それは恵美須町の方からの通天閣。
通天閣自体は何も変わりませんが、前景が生活感のある下町に変わってぐっと雰囲気が良くなるんですよね。
生活の中に根付く通天閣、って感じでちょっと撮る場所を変えただけで全く違う表情になるのが面白い所。
恵美須町近くの裏道もおすすめ
そのままいわゆる新世界から見ると通天閣を中心として反対側をぶらつくと、ちょっと覗き込むと画になる空間がたくさん見つかります。
路地に停められた自転車。
この細い道の先には何があるのか、撮りたくなる景色が広がっているのか。そう考えるだけでワクワクしてきます。
恵美須町と新世界の間にある新世界市場
これはほとんど観光客は来ないんだけど、昭和の雰囲気が残るおすすめの撮影スポットです。場所は、新世界のメインストリートからは西側にずれて恵美須町の近くにあります。
アーケードとシャッターの醸し出す雰囲気、最高です。
多分、普段は空いてるんだろうな。大晦日に行ったのでシャッターがほとんど閉まってました。それが逆に雰囲気としては良かったりもするんですけど。
クラシックネガで撮り歩く新世界は最高でした。あと、ついでに新世界の観光客がまだ行かないおすすめ撮影スポットを紹介しました。
使用したカメラとレンズはX-Pro3とXF50mm F2。
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