ガイドの写真に一目ぼれ
サイクリングで谷根千に着いたはいいけど、根津神社以外は事前に何にも調べないで来ているので、あてがありません。さてどこを回ろうかなと思い、ふらふらとペダルをこいでいると、さすがは観光地、色んな所で地図やガイドを配布してくれています。
どこでもらったのかは残念ながら忘れてしまったんですけど、もらったガイドの中に、銭湯の写真がありました。
まぁ、こういう下町だったら銭湯もあるよね、とよく観るとギャラリーだって書いてあります。これは面白そうなので、行ってみました。
ちなみに、サイトにはもう少し詳しい説明があったので載せておきますね。
スカイザバスハウスは、現代アートに特化したギャラリースペースとして、都内でも古い街並みを残す台東区谷中に創設されました。美術館や芸大が密集する上野からほど近く、200年の歴史を持つ由緒ある銭湯「柏湯」を改装したギャラリー空間は、一歩中に入るとモルタルの床に白い壁面のニュートラルなホワイトキューブが広がり、高い天井からやわらかな自然光が差し込みます。土地の持つ意味合いを継承したこの場所は、下町文化の歩んだ時間と空間を大切にしつつ、最先端の現代アートを伝える拠点として親しまれてきました。
ほんとに銭湯だ
当たり前なんですけど、本当に銭湯でした。昔ながらの瓦屋根のタイプ。絡まる植物もいい味出してます。でも、中をよく見ると、たしかに何か作品を鑑賞している人がいます。とても面白い光景。
暖簾が真っ白な所に近代芸術感がさり気なくアピールされているような・・・。
せっかくなので入ってみることに。入り口に受付の女性が番台だったところに座っているんですが、特に料金はかかりませんでした。いつもそうなのかはわかりません。
中は真っ白な空間で、高い窓から柔らかく光が入っています。昔行った銭湯って確かにすごく天井が高かったような気がする、まさかギャラリーに向いていたなんて。
作品越しに見える内装。
展示してた作品が好きなタイプ
建物自体の鑑賞は楽しんだので、本来の作品鑑賞に。
芸術については学んだこともないので、難しい事はよく分からないですが、この時に展示されてる作品はとても好きなタイプでした。
建物の中に入る前は、さらっと見ておしまいにしようと思ってたんですけど、何かずーっと見ちゃって、結局30分くらいいたんじゃないかな。
帰りに銭湯に引き戻される
思いのほかしっかりと芸術鑑賞を楽しませてもらって満足して出たところに、突然目に飛び込んでくるすごく銭湯感を漂わせるアイテム。別にギャラリーに入る時にここに靴を入れるわけではないので。
銭湯と近代芸術を行ったり来たりする、面白い所でした。
谷根千で近代芸術鑑賞ってのも、粋な時間の使い方ですよ、ぜひ一度。
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