東京ジャーミィってご存知ですか?
東京の代々木上原にあるイスラム教の寺院(モスク)で、イスラム教徒ではない人でも無料で見学することができます。
僕は「ステンドグラスのある建物」みたいな感じで検索していたら、たまたま見かけた画像が素晴らしかったので、行ってみることにしました。
駅から徒歩3分ほど、東京の街並みに突然モスクが現れます。予告なしの異国情緒。
東京って、こう都会の真ん中に突然異世界があるって結構あるんですよね。
建物に入って、2階へ上がると礼拝堂の入り口があります。礼拝堂はイスラム教徒の方にとっては非常に大切な物なんだと思うんですけど、その中まで見学できます、ほんと太っ腹。
見学のルール
ただし、見学に際してはいくつかルールがあります。
礼拝している人の事は撮影しない、まぁ当たり前ですよね。
礼拝している人がいない場合でも、撮影の前に1階にいる施設の人に声をかける。「礼拝堂の写真撮っても良いですか?」と聞いたら、超気さくに「良いよ良いよー」って感じでしたから、断られることはありません。
女性は肌を見せた状態で礼拝堂の中に入らない。スカーフ等は施設の人に言えば貸してもらえます。
あとは、大声出さないとか、飲食はダメとか、まぁ常識的な事です。要は普通に見る分には特に問題ありません。
息を飲む礼拝堂
入った瞬間、美しさに心を奪われます。ため息出ました。入った瞬間の入り口から見える景色はこんな感じ。
見上げてみると、天井に描かれた細かい幾何学模様とステンドグラスのコンビネーションにやられます。口がぽかーんと開いちゃう。
幸い、自分以外には誰も礼拝堂にはいないんで、ど真ん中に正座して真上を撮影。行かれた際はぜひど真ん中に座って見上げるのをお勧めします、ここが一番美しいと思います。もうこの時には礼拝堂の美しさでイスラム教に敬意を抱くようになっているので寝転がって撮影するなんて発想にはなりません。
で、そもそもはステンドグラスを見に来たんですけど、これがまたカラフルで美しい。キリスト教の教会は、聖書の内容をモチーフにしているので人物の絵柄であることが多いですけど、イスラム教は偶像崇拝はあり得ないので、幾何学模様です。
今、この空間を独り占めしていることに幸せを感じながら、隅っこに正座してただただ眺める。
少し露出を暗めにしてまた撮影。
すると、次の見学の女性の方が来られたので、自分は退却。この方にもぜひとも余計な邪魔なく一人で見学してこの空間を思う存分堪能してもらいたいですからね。自分だけが楽しむのはもったいないと思いまして。
行ってみての感想
ホントにお勧めです、都心なんで行きやすいし、ぜひ行ってみてください。
そして、空いている平日、礼拝の時間外に行って一人で満喫するのが良いと思います。音1つ聞こえない静かな状態でこの美しさの中にいると心が洗われていくような気さえしてきます。
仕事帰りとかに行くのも良いかも、たまったストレスがリフレッシュされそう。
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