天王洲アイルで東京を凝縮した最高の夜景が撮れた

X100V
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東京を撮れると知って

天王洲アイルからは”東京”を撮れる場所があるというのを知ったので、来てみました。
天王洲アイルに来るのはこの日が生まれて初めて、雰囲気がわからないので、少し歩いてみることにしました。

歩いていくと海に出ました。ちょうど日が沈んでいく頃で、波に反射する美しい瞬間。クラシッククロームで切り取る。


クラシックネガも哀愁を感じさせる空気を醸し出すのでこういうシーンによく似合う。

いよいよ夜景を撮りに

初めて訪れる場所なのでいろんな所を見て回っているうちにすっかり夜も更けてしまった。さて、いよいよ今日の目的、夜景の撮影。

場所はモノレールの天王洲アイル駅と繋がる通路。ここから最高の夜景が撮れる。

それがこれ。都心のビル群と東京タワー、その中をうねりながら突き抜ける首都高を走る車の光の軌線、美しすぎる構図。

上の画像は、フイルムシミュレーションをETERNAにして撮っている。夜景はコントラストが高くなりがちなので、柔らかく写るようにというのが狙い。

逆にVelviaで撮るとかなりVividな仕上がり。これでもトーンをマイナスに設定して硬くなりすぎないように気を使っている。

撮るためのコツ

ここで撮影をするための簡単なコツを。

網入りガラスの映り込みに注意する

この場所は駅へと向かう通路で、ガラスの窓越しに撮影します。なので、ガラスの反射が映り込まないように気を付けないといけません。さらに窓は網入りガラスで、設定を間違えるとその網が映ってしまいます。

ガラスの反射が映り込まないようにするには、ガラスとカメラのレンズの距離をできるだけ近づけることです。この場所は窓の下にスペースがあるので、そこにカメラを置いて撮ることができます。そこでガラスにカメラをぐっと近づけましょう。

網が映らないようにするには、絞りを開けることが大事です。F値を小さくするとボケによって網が映らなくなります。網が映り込んでないかチェックしながら撮るようにします。

シャッタースピードはできるだけ長く

もう一つは、シャッタースピードをできるだけ長くすることです。長くすればするほど、車のライトの軌線が長く美しく繋がります。ちなみに上の撮影は30秒で撮っています。

ここが厄介な所で、シャッタースピードを長くすればするほど当たり前ですが画像は明るくなります。明るくしすぎると背景が明るくなりすぎたりして良い画にならなかったりします。

普通ならそういう時は絞りを絞って明るさを調整するのですが、上で書いた通り絞りを絞ると網が映ってしまいます。シャッタースピードを長く取りつつ絞りを開くっていうのが実は結構難しくて、ちょうどいい設定ができないかもしれません。

ただ、愛機X100Vはこれを解決するNDフィルタ機能がありまして、カメラの中でNDフィルタを出し入れできるんですよね。

NDフィルタとは、明るすぎる場所で撮影するためにカメラに入る光量を抑えてくれる板です。交換用レンズだとレンズの外側に着けるんでレンズの径に合わせて用意しないといけなくて結構面倒だったりします。
ここでの撮影もNDフィルタ機能を使って調整しています。

モノクロームカラーを使ってみる

モノクロームカラーとはモノクロを白黒でなくて、そこに好きな色を付けられるっていう富士フイルムのカメラに載っている機能です。
こういうシーンだとかっこよくなるかなと思い試してみたら予想の上を行ってオシャレだったので、これからも夜景では積極的に使っていきたいと思います。

使っているカメラは、富士フイルムのX100V。コンパクトだけどかっこいい相棒です。

川を挟んだ向こうには品川の船着き場があって、こちらもなかなか良い場所なので、一緒に訪れるといいかも。

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