夜のチューリップは高貴なドレスのよう
春の夜に、花を撮影すると言えば、みなさん夜桜はよく撮影されると思います。僕も先日撮ってきましたけど、とても幻想的で美しいですよね。
でも、春の夜に艶めく花は桜だけじゃない、チューリップも夜に撮るとすごくセクシーに撮れるんだという事を、今日はお伝えしたいわけです。
ベルベットのドレスのような高級感のある質感と色。夜にしかこの表情は見せてくれません。昼の健康的な美しさと違って、夜は艶のある大人の顔にガラッと変わります。これを撮ると、夜のチューリップ撮影にハマるようになります。
でも、夜桜とチューリップは撮るための準備が結構異なるので、それを紹介したいと思います。
夜のチューリップを撮るコツ
夜のチューリップを探す
まず、「夜のチューリップを撮りましょう!」なんてイベントは調べた限りではありません。なので、ライトアップされたチューリップなんてものはほぼ存在しないんです。
それどころか、チューリップが咲いている事で有名な公園や植物園は、夕方には閉園になる事が多く、そもそも見る事すらできません。
では、どうするか。それはまず昼のうちに、街中で咲いていて夜になってもアクセスできるチューリップを調べておくことです。
三脚は必須
良いチューリップを見つけたら、夜になって撮影に行きます。その時に、絶対に必要なのが三脚。
桜と違ってライトアップなんかしていないので、暗くて、手持ちで撮影すると100%ぶれます。ISO感度を上げてもシャッタースピードが長すぎて無理です。
僕は、荷物がかさばったり、重い物を背負って疲れて写真を撮りに行くのが面倒になるのがとにかく嫌なので、ものすごく軽くて小さくたためる三脚を使っています。これが、愛用の三脚。30cmくらいにたためるので、超コンパクトですが、X-T20は小型なので、これで十分です。
そもそも、街中なので、ごつい三脚立ててると不審者みたいになりますしね。
フォーカス調整はマニュアルで
これも、ライトアップされていないからなんですが、とても暗いので、AFではフォーカスは合いません。なので、マニュアルフォーカスにして、自分で調整します。マニュアルフォーカス使うようになると、何かカメラ初心者から卒業してステップアップしたような気がして、ちょっとテンション上がりますよね。
あとは、もうひたすら撮るだけです。今まで載せていた画像はすべてカラーはすべてVelviaで撮っています。ゴージャスさを出すには、色の乗りが良いVelviaに限りますからね。背景に写りこむネオンが、良いアクセントになって、都会の夜を演出してくれています。
白黒はもちろんACROS。ACROSじゃない白黒ってもう全然撮らなくなりました。
これはクラシッククロームで。かすれた色合いが、違う表情になって、これも好きです。
色鮮やかな物を、モノトーンで撮るって面白いんですよね。ようやく気付きました。まだまだ新しい発見があるなぁ。
夜の撮影は他にもコツが必要
夜の撮影は照明にも気をつけないといけないんですよね、これが重要。
もちろん、昼のチューリップも好きです
夜のチューリップとは違う、爽やかな鮮やかさを見せてくれる、昼間のチューリップも美しいですよね。
今年は桜を撮る方に注力したので、チューリップは撮れなかったんですけど、去年は撮影に行きました。
来年は、青空の日に輝くチューリップを撮ろうと思っています。今から構図を考えてると、もう来年の春が待ち遠しくてたまりませんね。季節が待ち遠しく感じられるのも、カメラを持ってからかも。
今回撮影に使用しているカメラとレンズはX-T20とXF18-55mm。
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