大迫力の飛行機を撮りに行く
目的地に向かって、梅田から阪急電車に乗って曽根駅まで。阪急電車と言えば、上品な車両の色。ただ乗るだけではもったいない良い被写体なので、クラシックネガで一枚撮影。
曽根駅を出て、そこから1kmほど西側に向かって歩いて行くと、大晦日の極寒の中、見渡す限り何にもない場所にもかかわらずたくさんの人が集まっています。この何もない所に何年も前からずっと来たかった、あこがれ続けた場所なのです。
僕が憧れ続けた、そして、みんなが集まる理由はこれ。この目と鼻の先にあるのが大阪国際空港。通称、伊丹空港。空港のすぐ近くにまで近寄れるので着陸する飛行機を目の前で観られるんです。
さすがにすごい迫力。早速撮影の準備。X-Pro3にXF100-400mm、2倍のエクステンダーというなかなかの変態装備で待ち構えます。
ついに目の前を飛ぶ飛行機に遭遇
暖かい日差しに包まれているとは言え、冬の寒空の冷たい風の中を修行のように待っていると、ついに待ちに待った姿が現れました。
2020年限定の東京オリンピック記念のデザイン。これは今しか撮れないやつでは?1機目から大興奮でシャッターを切りまくる。もしかしたらちょっと声が漏れてたかもしれない。
楽しい、飛行機を撮るのがこんなに楽しいだなんて。この歳まで知らなかったなんて損したので、取り戻すために必死に撮り続ける。
着陸態勢の飛行機だけじゃなく、滑走路にてこれから離陸する飛行機も撮れます。これがまた太陽の光に照らされてかっこいいんですよ。
プロペラ機も定期的に飛んできます。デザインがお気に入り。
もう少しアップにしてみる。サイドから光が当たって右側に影ができて渋い。この時間に来たのは偶然なんだけど正解だったかもしれない。
この日一番の歓声が上がったのはこの飛行機が来たとき。ミニオンズのペイントの珍しい機体なんだそうでみんな一斉に撮ってました。
親に連れられてきてた子供たちも「ミニオンだ!」ってはしゃいでましたね。家の子供たちも大好きだもんな、ミニオンズ。
期間限定のペイントは人気があるようで、この飛行機が着陸した後は人がかなり少なくなってしまいました。
日が暮れてからが本番なんだけど
でも、僕は帰りません。なぜなら、これからが本番、お楽しみの時間だから。
日が暮れて夕暮れになってきました。光を受けて輝くススキを見ながら夜になるのを待ちます。
夕暮れ時は雲の隙間から光の筋が差し込んでくるタイミングが合って、ずっと見てるのが好きです。もうすぐお待ちかねの時間。
夕暮れ時の空をバックに飛ぶ飛行機のシルエット。
お待ちかねの時間、夜になりました。夜の色鮮やかなライトに包まれた飛行機を撮りたかったんです。
ただし、甘く見てまして三脚を持ってこなかったんですよね。ただでさえ寒くて体が震える上に、装備が重たすぎて手振れがヤバい・・・。止まって、止まってくれ、俺の体。
無理でした、どれだけ体を止めようと頑張ってもやっぱりぶれまくる。
初めての夜の飛行機撮影は楽しかったけど、満足できる内容ではなかったので、また一年後に三脚持ってリベンジしようと思います。
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